美容室やサロンでの黒板ボード|活用のアイデアや注意点を紹介!

記事 オーガニックペイントサポーター 原野 光佳

監修 シックハウス診断士 加納亜由美

美容室やサロンを経営されている方やこれから開業する方の中には、どのようなツールで集客を行うか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

オフライン集客では、店頭や店内に設置する「看板」の存在は非常に大きく、その中でも季節告知や演出に活用しやすい「黒板ボード(ブラックボード)」を取り入れるお店が増えています。
黒板ボードを検討する際、「本当に集客に効果ある?」「そもそも、どうやって入手する?」「黒板塗料で手作りできる?」など、さまざまな疑問が出てきませんか?

そこでこのコラムでは、美容室やサロンに黒板ボードを設置するメリットや取り入れ方に加え、活用のアイデアや自作で使用する黒板塗料を選ぶ際の注意点について解説します。

美容室やサロンに黒板ボードを取り入れるメリット

今は、美容室やサロンでもオンラインでの集客(WEB広告や店舗ホームページ、SNSなど)を行っている店舗が多いです。それと同時に、看板の一種である「黒板ボード」を店頭や店内に設置し、集客アップを目指している店舗もあります。

では、美容室やサロンに黒板ボードを取り入れると、どんなメリットがあるのでしょうか。

通りかかった人の目に留まりやすい

黒板ボード(ブラックボード)とは、文字通り黒板にチョークや専用マーカーで文字やイラストを描く看板広告のことです。
A型看板(一般的な折り畳み式看板)やパネル看板などさまざまな種類があり、設置場所や用途に合わせて選択できます。

黒板ボードは学校の教室やカフェのメニューで見慣れているため、どこか親しみやすさを感じさせてくれます。 そのため、美容室やサロンのように「雰囲気」や「入りやすさ」が重視される店舗との相性がよく、通りかかった人の目に留まりやすいことが大きなメリットです。

店内に設置すれば、キャンペーンやおすすめメニューにお客さんの興味を惹く効果が期待できます。

お店の雰囲気が伝わりやすい

手書きの黒板ボードには、印刷物とは異なる独特の温かみがあります。それに加え、書いた人の個性や人柄が出やすいため、お客さんにお店の雰囲気・コンセプトが伝わりやすいです。

先にも少し触れましたが、美容室やサロンでは「入りやすい雰囲気」「居心地の良さ」が重要です。
初めて訪れるお店では、外観からではイマイチ雰囲気がわからず、不安を感じるお客さんは少なくありません。

親しみや温かみを感じさせる黒板ボードは、お客さんの心を和ませ、入店のきっかけになってくれることもあります。
また、季節のメッセージやイベント情報などを書けば、来店したお客さんとのコミュニケーションに繋げられます。

美容室やサロンでの黒板ボードの取り入れ方

「うちの美容室やサロンでも黒板ボードを使いたい。でも、どのように入手すればいいの?」と悩んではいませんか。
黒板ボードを店舗に取り入れる方法は大きく分けて二つです。一つは、市販のものを購入する方法。もう一つは、黒板塗料を使って自作する方法です。

それぞれ、設置するまでの手順が異なるため、わかりやすく説明します。

市販の黒板ボードを購入する方法!種類は?

「とりあえずお試しで黒板ボードを使ってみたい」という方に向いているのが、市販の黒板ボードです。看板屋さんの公式ストアや総合オンラインショッピングでも黒板ボードを購入できるようになっているので、手軽に入手できます。

しかし、黒板ボードと一言でいっても、その種類はさまざまです。
以下に、一般的な黒板ボードの種類と特徴をまとめてみます。

黒板ボードの種類

特徴

A型黒板(スタンド看板)

英字の「A」のような形状をしており、両面が黒板になっている。軽量で移動しやすい。

脚付き黒板(自立型看板)

黒板に脚が付いていて、簡単に移動できる。簡易的な黒板として、学校やオフィスでも使用される。

壁掛け黒板

壁に掛けるタイプの黒板で、メニューボードやポスター代わりに活用できる。

黒板パネル

パネルタイプの薄型黒板で、好きなサイズにカットできる。接着剤やマグネットで貼るものが多い。

市販の黒板ボードは、設置が簡単ですぐに使用できるのがメリットです。
ただし、色展開が少なく、サイズや素材などが限られてしまう弱点があります。

市販の黒板ボードは、メーカーの中には色展開をしているところもありますが、「緑」「黒」「青」など定番のカラーがほとんどです。

黒板塗料は、カラーバリエーションが多く、イメージに近い色で黒板ボードが製作できます。また、基本的に「どこでも」「何でも」黒板にできてしまうのがメリットです。

黒板塗料を使って自作する!必要なものや手順は?

美容室やサロンに黒板ボードを取り入れるなら、黒板塗料を使って自作するのがおすすめです。
「黒板ボードを自作するなんて、難しそう…」というイメージがあるかもしれませんが、必要なものを揃えて、正しい方法で行えばDIY初心者の方でも自作は十分にできます!

まず必要なものは、黒板塗料(チョークボードペイント)やローラー、刷毛などの基本の塗装道具ですね。それから、マスキングテープや養生シートなどの養生セット、ペンキが付いても大丈夫な服なども揃えます。

黒板ボードのDIYで重要になるのが、黒板にする板や素材の選び方です。
製品にもよりますが、黒板塗料は木材だけでなく、コンクリートやアルミ板(金属)、壁紙、プラスチックなどさまざまな素材に塗装できます。

DIY塗装初心者の方に塗りやすい素材は、「シナベニヤ」です。木目が細かいため綺麗に仕上がりやすく、工務店の方が施工する場合にも採用されています。

黒板塗料の塗装手順をおおまかにみていくと、
1、塗装場所の整頓と塗装面の清掃
2、養生
3、下地処理
4、塗装
5、後片付け
となります。中でも、下地処理は黒板ボードの完成度に大きく影響する重要な工程です。

別の記事では、黒板塗料の選び方や必要道具の詳細、塗装手順などを詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

美容室やサロンでの黒板ボードの活用方法・具体事例

黒板ボードは、美容室やサロンをおしゃれな雰囲気にしたり、親しみやすさや個性を与えたりできるツールです。
しかし、いざイメージしてみると、「黒板ボードってどう使ったらいいの?」「何を書けばいいの?」と、なかなか使用イメージがわかないこともあると思います。

そこで、ここでは美容室やサロンでの黒板ボードの活用方法や具体事例をご紹介していきます。

【定番の使い方】黒板ボードを看板として使う

黒板ボードを看板として使うのは、定番中の定番です。とはいえ、その使い方も千差万別なので、導入前に目的を考えてみるのがいいかもしれません。

以下は、黒板ボードの看板としての活用事例です。

・店頭(屋外)に設置してお客さんを呼び込む(店名を大きく書く)
・店舗の基本情報を伝える(営業時間、休業日、WEBサイトなどを書く)
・メニュー表として使う(サービス内容、料金などを書く)
・季節限定キャンペーンやイベントの告知をする
・店員(スタッフ)の紹介や店舗PRをする
・ヘアカタログやビフォーアフターの写真を貼る
・季節ごとの悩みや症状を書いて訴求する

以上は一例ですので、美容室やサロンの特徴に合った使い方を探してみてください。 大きな黒板ボードを一つ置いてもいいですし、複数の黒板を随所に設置しても良いと思いますよ!

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本格的な黒板アートを描く

市販の黒板や黒板塗料で自作した黒板ボードには、文字だけでなく絵やイラストも描けます。絵を描くのが好きな方や黒板アートに挑戦したい方は、黒板ボードに自慢の絵を描いてみてはいかがでしょうか。

実際に、黒板ボードに黒板アートを描いている美容室やサロンもあります。大きく描かれた絵はお客さんの目を惹きやすく、「これはどなたが描かれたんですか?」など、会話が生まれるきっかけにもなるでしょう。

季節感のあるイラストや店舗コンセプトに合ったデザインを取り入れるのがおすすめです。

子どものお絵描きスペースにする

全国的にはまだ多くはありませんが、近年では子ども専用の美容室・サロンも登場しています。黒板ボードを取り入れると楽しさやポップな印象を演出できるため、子どもが「通いたくなる」「また来たい」と思える雰囲気づくりに役立ちます。

また、子ども専用のお店でなくとも、店内に黒板ボードを設置してお絵描きスペースを設けると、小さいお子さんがいるご家庭でも来店しやすく、待ち時間などに喜ばれることがあります。

フォトスポットを作る

インスタやXなどSNSを運用している美容室やサロンでは、「映え」を意識した使い方もできます。例えば、黒板ボードに季節感のあるイラストやメッセージを書き、フォトスポットとして活用する方法です。

黒板だけ写して店舗のSNSに投稿するのも良いですが、お客さんを撮影できる空間を設けるのもおすすめです。 手書きならではの温かみや季節感は写真でも伝わりやすく、SNSを見た人に店舗の雰囲気や世界観を知ってもらうきっかけになります。

興味を持ってもらえれば来店に繋がりますし、お客さんが投稿や拡散をしてくれた場合、継続的な認知向上や集客に役立てられますよ!

空間全体を黒板塗料で統一する

店舗のコンセプトや世界観を統一したい場合は、黒板ボードの設置に加え、壁や天井の黒板塗装も検討しましょう。同じメーカーの塗料で揃えると、色味や質感に統一感が生まれて、店内全体が綺麗にまとまります。

黒板塗料は「どこにでも」「何にでも」塗装できる塗料なので、黒板ボード製作以外にも使用できます。室内塗装はもちろん、家具や家電、子どもの玩具の塗装やリメイクに用いたり、外壁塗装で塗装のプロが使用するケースも少なくありません。

美容室やサロンでは、小物までこだわるブランディングも需要です。 例えば、市販の植木鉢をそのまま置くよりも、壁や黒板ボードと色味を揃えて黒板塗料で塗装した方が、より完成度の高い空間演出が可能になります。

美容室やサロンで黒板塗料を選ぶ注意点

自作の黒板ボードは、市販の黒板ボードよりもデザインの自由度が高く、愛着がわきやすいです。
ただし、美容室やサロンで黒板塗料を選ぶ際は注意点があります。

臭いや有害物質に配慮した塗料を選ぶ

もっとも重要といえるのが、黒板塗料の「臭い」と「成分」です。
塗料には油性タイプと水性タイプがあり、使用される成分や希釈剤などに違いがあるため、臭いの強さや人への影響にも差があります。

油性塗料の多くは希釈剤にシンナー(有機溶剤)を使用するため、特有の刺激臭があり、臭いが長く続く傾向にあります。一方、水性塗料は希釈剤の代わりに水を使用するため、臭いが少ない(低臭)のが特徴的です。

シンナーは強い臭いの原因になるだけでなく、VOC(揮発性有機化合物)の発生源にもなります。VOCは急性中毒やシックハウス症候群の原因になる有害物質です。 火災事故につながる危険性もあり、工場などでは排出量が法令で規制されています。
しかし、美容室・サロンでのVOCは法規制の対象外となっており、排出量を軽減するには自主的な取り組みが必要です。

そのため、美容室やサロンで使用する黒板塗料は、低臭・低VOCなど環境に配慮された製品を選ぶようにしましょう。

美容室・サロンでは臭いへの配慮が特に重要

美容室やサロンでは、住宅以上に臭いや空気環境への配慮が求められます。
というのも、こうした業種では、パーマ液やカラー剤などを日常的に扱うため、店内にはさまざまな薬剤臭が混在することもあります。そこに塗料の臭いまで加わると、お客さんやスタッフへの負担が大きくなりやすいからです。

また、美容室やサロンでは、施術内容によっては長時間滞在するケースも珍しくありません。嗅覚とストレス・快適性の関係性は深く、においに敏感な人では、塗料の臭いで疲れてしまうこともあります。

こうした理由から、店内の空気環境の快適さはお客さんの満足度にも影響しやすいです。 店舗によっては小さなお子さんが来店することもあるので、臭いに十分配慮して、お客さんが安心して過ごせる空間づくりをしましょう!

まとめ|美容室やサロンで黒板ボードを活用しましょう

実際の活用事例やアイデアを見て、「うちの美容室でも自作の黒板ボードを置きたい」「サロンの内装を黒板塗料で揃えてみたい」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

黒板ボードは、アイデア次第で集客や店内演出など幅広く活用できます。美容室やサロンでは、美観も重要ですが、お客さんやスタッフが快適に過ごせる室内空間であることが大切です。
黒板塗料を選ぶ際は、色や仕上がりだけでなく、臭いや成分もしっかり確認しましょう。

人体や環境に配慮されたオーガニックペイントは、ゼロVOC・ゼロ有害物質・低臭などの特徴があります。デザイン性と快適性・安全性が両立しやすくなりますよ!

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

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