玄関に黒板塗料はあり?おしゃれで実用的な活用アイデアと注意点!

記事 オーガニックペイントサポーター 原野 光佳

監修 シックハウス診断士 加納亜由美

黒板塗料というと、学校の黒板のようなものや、カフェのメニュー表・立て看板を作成するのに使うイメージを持つ方は多いと思います。

しかし実際は、アイデア次第でさまざまな用途に使用できる塗料です。

「黒板塗料は玄関のどこに塗れる?」「塗装するメリットはあるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、玄関に黒板塗料を使用するメリットや用途、塗装時の注意点などをまとめて解説していきます。

黒板塗料とは?玄関に使用するメリットはある?

黒板塗料(チョークボードペイント)とは、壁や家具、木材などに塗装すると、塗った所が黒板として使用できるようになる塗料のことです。

一般的なペンキでは、塗装の上から文字を書く場合、水性・油性のマーカーで直接書く等する必要があります。一旦書いてしまうと書き換えが難しく、消せても塗装面に跡が残るのが難点です。

一方、黒板塗料はチョークで文字を書いた後でも、黒板消しで簡単に消せます。

玄関に黒板塗料を使用するメリットは、おしゃれな雰囲気になったり、家族の伝言板として使えたりするなど、デザイン性と実用性を兼ね備えた空間づくりができることです。 使い方によっては、玄関をはじめ家の雰囲気をガラリと変えることができます。

黒板塗料は、単に「チョークで描いて消せる塗料」ではなく、インテリアの一つとして取り入れられる点が大きな魅力です。

黒板塗料は玄関のどこに塗る?

玄関に黒板塗料を塗装する場合、必ずしも壁一面を黒板にする必要はありません。黒板塗料は、ペンキが塗装できる所であればどこにでも塗れます。
メッセージを書くために黒板にするのか、インテリアとして使用するのかによって適した場所が異なります。

限られたスペースになりやすい玄関ですが、黒板塗料を塗れる所は意外と多いです。

「せっかく黒板塗料を取り入れるなら、壁一面を塗装したい!」という人もいると思います。玄関の壁一面が黒板になると、チョークで絵や文字を描く楽しみも増えます。

黒板塗料はカラーバリエーションが豊富なので、緑や黒などの一般的な黒板カラー以外の選択肢もあります。例えば、赤やピンク、黄色などの明るく鮮やかな色もあれば、グレーやブラウンなどの落ち着いた色もあり、黒板塗料の色ひとつで空間のイメージを変えることも可能です。

また、壁一面を塗装するのではなく、あえて一部分だけを塗装する方法もあります。
これは「アクセントウォール」と呼ばれており、空間に立体感やメリハリをつけたい時などに用いられる手法です。 壁一面に使うと明るすぎる色・暗すぎる色でも、アクセントウォールならおしゃれに取り入れられます。

シューズクローク・シューズボックス

黒板塗料は、玄関に設置されたシューズクローク(シューズインクローク)やシューズボックスを塗装するのにも使えます。

小さめのシューズクロークであれば、扉全面を塗装する場合でも面積が狭いため、DIY初心者にも向いています。 大きめのシューズクロークの場合、扉や壁全面となると塗装範囲が広く、色によっては圧迫感が出ることがあります。そのため、扉・棚・壁の一部といった形で、部分的な塗装を取り入れるケースが多いです。

シューズボックスの塗装は、壁や扉の塗装ほど大掛かりな作業にはならないため、ちょっとしたアクセントにしたい場合におすすめです。黒板塗料のマットな質感は、空間全体を落ち着いた印象にしてくれます。 古い下駄箱をDIYリメイクするのにも活用できます。

玄関ドアの内側・室内ドア

玄関ドアの内側や室内ドアを黒板塗料で塗装することもできます。

壁と色味を変えればアクセントにもなりますし、限られたスペースでも黒板として使えるようになるため、デザイン的にも機能的にもメリットがあります。

壁一面を塗装するほど大掛かりではないため、DIY初心者でも作業しやすいです。

ウェルカムボードや植木鉢などの小物

黒板塗料は、壁や収納、ドアだけでなく、ウェルカムボードや植木鉢などの小物にも塗れます。黒板塗料なら、植木鉢にチョークで植物の名前や育てている人の名前を書くことができます。収納ボックスに塗れば中身のラベリングができるので、実用性もバッチリです。

手軽に黒板塗料でDIYが楽しめるため、まずは小物から塗装してみてもいいかもしれません。

玄関に黒板塗料を使う用途は?アイデアや実例を紹介

黒板塗料は塗装箇所だけでなく、使い方によってもさまざまな楽しみ方ができます。
玄関はそこに住む家族が毎日利用することはもちろん、来客を出迎える場所でもあります。
人の目に触れやすい場所だからこそ、黒板塗料でおしゃれな空間を演出したいですね。

ここでは、玄関に黒板塗料を使う用途や活用アイデア、実例をご紹介します。

家族の伝言板

黒板塗装の壁や扉はチョークで文字が書けるため、家族の伝言板として使うことができます。「おはよう」や「いってきます」といった挨拶から、バースデーメッセージまで、何でも書けるのが黒板のメリットです。お祝いメッセージにプレゼントを添えると、サプライズ感が出て喜ばれます。

生活サイクルが異なる家族でも、情報共有がしやすく、コミュニケーションツールとして役立ってくれます。「いつもありがとう」などちょっとしたメッセージを書くだけでも、家族の絆を深めるきっかけになります。
黒板は紙とは違って何度でも書き換えられるので、書き間違いや予定の変更などがあった時すぐに修正できるのも利点です。

忘れ物防止のメモ

玄関の黒板塗装は、忘れ物防止のメモとしても役立ちます。
玄関は外出時と帰宅時に目に入りやすいため、見落とす心配も少ないです。

例えば、「財布」「定期」「スマホ」「書類」「お弁当」「傘」など、絶対に忘れてはいけない持ち物を書いておけば、うっかり忘れを防止できます。
また、ゴミ出しの日時や習い事、来客や待ち合わせの予定など、スケジュール管理にも活用できます。

シューズボックスの上やドアの内側などの導線に配置することで、毎日のルーティン化にするのがおすすめです。

ウェルカムボードで季節演出

黒板塗料は、来客を迎えるウェルカムボード作りにも活用できます。
木材などに黒板塗料を塗れば簡単に自作できるので、塗装DIYが初めての人でも取り組みやすいです。

しっかりとしたウェルカムボードを作りたい場合、シナベニヤなどの合板を使用することが推奨されます。シナベニヤは、表面にシナ材を貼り付けたベニヤ合板で、滑らかで美しく、塗装向きの素材といわれています。 「お試しで塗装したい」という場合は、100円ショップで購入できるまな板や梱包材のダンボールなどに塗ってみるのもおすすめです。

「Welcome」と文字を描いておくだけでも、温かみのある玄関を演出できます。 チョークで書き消しができるため、季節に合わせて内容や装飾を変えて楽しめます。旬の花や食べ物のイラストを描いたり、夏休み・ハロウィン・クリスマス・お正月などのイベントに合わせてデザインを変更できるのも、黒板塗装のメリットです。

子どもの落書きスペース

玄関の壁などに黒板塗料を塗れば、お子さんの落書きスペースにすることも可能です。
伸び伸びと自由に文字やイラストを描くことができるため、表現力や創造力を自然と引き出すこともできます。

外出前の待ち時間や帰宅後のちょっとした時間に親子で一緒に絵を描けば、コミュニケーションの機会を増やすきっかけにもなるでしょう。子どもならではの自由な発想で描かれた黒板は、玄関を賑やかで明るい印象にしてくれます。

黒板アート

黒板塗料は、大人が絵を描く用途でも活用されています。玄関の壁やウェルカムボードなどをキャンバス代わりにして、アート作品を展示するのも一つのアイデアです。
来客のおもてなしとして季節感のあるイラストを描いたり、フォトスポットを設けたりすれば、写真撮影を楽しむこともできます。

黒板塗料の玄関塗装で注意したいこと

玄関を黒板塗料で塗装する時は、リビングや子ども部屋とは異なる環境に配慮する必要があります。玄関は人の出入りが多く汚れや傷がつきやすいため、塗料選びの際は耐久性や安全性に注意が必要です。
ここでは、玄関塗装で注意したい4つのポイントを挙げていきます。

傷・日当たり(耐久性・耐候性)

玄関はドアの開け閉めが行われ、靴や荷物が当たりやすいため、塗膜の耐久性が重要なポイントになります。塗料選びの際は、「黒板塗料の耐久性は十分にあるか(耐用年数はどれくらいか)」という点を確認しましょう。
また、屋外にウェルカムボードを置く場合は、紫外線や温度、湿度の影響を受けやすいため、耐候性にも注意したいところです。

とはいえ、実際にはほとんどのメーカーが黒板塗料の耐用年数を公開していません。その中で、耐候テストにより10年以上の耐用年数を公表しているのが、エコスのオーガニックペイントです。

「人の出入りが多い」「あまり塗り替えをしたくない」といった場合には、耐用年数が塗料選びの優先項目になります。
特に、日当たりの良い玄関などでは、耐久性に加えて耐候性の高さも重要です。

定期的な掃除(靴汚れへの対処)

玄関は靴底についた泥などで汚れやすい場所です。黒板塗料を塗る箇所によっては、靴汚れなどが付着しやすく、定期的に掃除を行う必要があります。

特に、壁の足元に近い部分やシューズボックスなどを塗装する場合は、靴汚れへの対処としてメンテナンス性が重要です。
黒板塗料の場合、チョークの粉も残りやすく、通常の塗料よりも汚れが目立つことがあります。黒板塗装を長く綺麗に保つには、掃除しやすい塗料を選び、こまめに水拭きを行うようにしましょう。

塗装の環境と湿気による下地の傷み

玄関は塗れた傘や靴などをそのまま持ち込むことがあるため、湿気がこもりやすい場所です。風通しが悪い、あるいは換気をあまりしていない環境では、湿気の影響で塗膜の劣化が生じることがあります。

これは、水分が塗膜に侵入し、塗膜内部で凍結と融解を繰り返すためです。塗装を長持ちさせるためにも、塗装中だけでなく塗装後もこまめな換気を行いましょう。

また、塗装前には壁面の結露やカビの有無を確認しておきます。湿気で下地が傷んでいると、塗膜の剥がれや水分による膨れが起こりやすくなるため、必要に応じて補修を行います。

狭い空間での臭い

黒板塗料の種類によっては、施工時や乾燥中の臭いが気になる場合があります。
臭いの有無は、塗料選びの時点である程度判断できます。製品ラベルなどを見て、臭いについての記載や成分を確認しておくと安心です。

一般的に、油性の黒板塗料は臭いが強く、水性の黒板塗料は臭いを感じにくい傾向にあります。
理由は、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤(薄め液)が使用されており、乾燥過程で蒸発し、刺激臭が発生するからです。一方、水性塗料では水を主成分とするため、油性塗料のような強い臭いは発生しません。

特に、玄関などの狭い空間で塗装する場合は、水性塗料や「低臭」タイプの塗料を選ぶのがおすすめです。

まとめ|玄関に黒板塗料を取り入れておしゃれな空間にしましょう!

黒板塗料を玄関に取り入れることで、家族の伝言板や忘れ物防止メモ、ウェルカムボードなどさまざまな活用ができます。
その一方、人の出入りが多く、靴汚れや傷などがつきやすい場所でもあるため、耐久性やメンテナンス性、臭いの有無なども考慮して塗料を選ぶことが大切です。

頻繁に出入りする場所だからこそ、長く綺麗な状態を保ち、臭いのない快適な空間にしたいものです。特に、小さなお子さんやペットがいる家庭では、安全性も配慮して黒板塗料を選ぶと安心ですよ!

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

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