初心者でも描けるハロウィン黒板アート|基本の描き方や失敗しないコツを紹介

記事 オーガニックペイントサポーター 原野 光佳

監修 シックハウス診断士 加納亜由美

10月31日のハロウィンに向けて、黒板アートを描きたいと思っている方はいるのではないでしょうか。

実際に体験してみると非常に楽しい黒板アートですが、ネット上にはクオリティの高い作品が多数上がっているため、「ハードルが高い」「なんか、難しそう…」といった印象を持っている方も多いと思います。

このコラムでは、ハロウィンに向けて黒板アートをこれから始める人向けに、必要な道具(選び方のポイント)や、基本の描き方、失敗しないコツなどを解説します。

ハロウィン黒板アートに必要な道具

ハロウィン黒板アートはインパクトが強いので、家の玄関やリビングはもちろん、カフェなどに置いてもハロウィンムードを高めるのに効果的です。

しかも、作成するのに必要な道具もあまり多くはありません。最低限必要な道具は、以下の3点になります。

・黒板(または黒板シート)
・チョーク(またはチョークマーカー)
・擦筆(綿棒やティッシュで代用可)

以下では、黒板アート初心者の人が道具を選ぶポイントや、あると便利な道具を紹介します。

マットな仕上がりの黒板が描きやすい

黒板は、光沢のあるつるつるとした表面のものよりも、マットな仕上がりの方が描きやすいです。

ざらざらしていれば良いというわけではありませんが、適度な粗さがあった方がチョークが滑りにくく、描きやすい傾向にあります。また、光沢が少ない黒板は、文字やイラストが見やすいのもメリットです。
黒板アートをやるには、市販の黒板を使用する方法だけでなく、黒板をDIYで作る方法もあります。黒板を自作するには、黒板塗料(チョークボードペイント)と板(木板や鉄板など)が必要です。

黒板を黒板塗料で自作する大きなメリットは、カラーバリエーションの多さにあります。市販の黒板は色が限られていますが、黒板塗料は色数も多く、調色によって色の調整が可能です。「ハロウィンらしい色を作りたい」「もう少し明るい色にしたい」という希望が叶いやすいため、色にこだわりがある人はぜひ黒板のDIY作成も検討しましょう。

あると便利な道具

この他、以下の道具を用意しておくと、スムーズに描けます。

・下書き道具
・定規
・転写用チャコペーパー
・マスキングテープ
・ウェットティッシュ

デザインを事前に考えたり、レイアウトを確認したりしたい場合は下書き用の紙や鉛筆があると便利です。

また、文字や図形を真っ直ぐ配置したい場合は、定規を用意しておきましょう。

初心者向け!ハロウィン黒板アートの基本の描き方

ハロウィン黒板アートをきれいに仕上げるためには、まずは基本的な書き方を知っておくことが大切です。黒板アートをはじめて描く時、「何から描けばいいの?」と迷ってしまいますよね。

ここでは、初心者向けにハロウィン黒板アートの基本の描き方を、順にみていきましょう。

STEP1:デザインを決めて下書きをする

いきなり黒板に描くのではなく、まずはどんなデザインにしたいかを考え、ある程度イメージが固まったうえで下書きをします。なるべく実物の黒板に近い大きさの紙で下書きすると、文字・イラストの配置・全体のバランスが事前に確認できます。

下書きの時点で、使用するチョークの色(線・塗りつぶし)も決めておくと、黒板に描くときに迷いにくくなります。もし、色鉛筆などがあれば、使用するチョークの色に合わせて下書きをしておくと、完成後のイメージがよりつかみやすいでしょう。

STEP2:大きなモチーフから描く

チョークを使って黒板に描くときは、黒板アートの中心となる大きなモチーフから描くのが基本です。

その理由は、デザインの中で大きな面積を占めるため、レイアウトの基準ができやすく、全体のバランスを整えやすいからです。そのため、大きなモチーフが中央であろうと端であろうと、優先して描くことが重要です。

例えば、右上に大きなカボチャを描くデザインなら、カボチャから描き、その周囲に小さなモチーフを描き足していきます。

STEP3:文字を入れる

文字の位置が少しずれるだけでも全体が曲がって見えてしまうので、チョークで薄くガイドラインを引いてから描くと、文字の高さを揃えやすいです。

もし、「HAPPY HALLOWEEN」のように大きな文字を入れる場合は、細かいイラストより先に描いておくのがおすすめです。こうすることで、後からイラストを追加するスペースを確保しやすくなります。

STEP4:色を加えて仕上げる

イラストや文字の輪郭を描いたら、色を加えて仕上げていきます。

色の入れ方は大きく分けて3種類あります。

パターン1:チョークの線を重ねて色を表現する
チョークの先端を使い、線を何本も重ねて行く方法です。
「チョークアートらしさ」を出せるのがメリットで、イラストの細部にも使いやすい手法です。黒板アートでは、線の太さやかすれなどが味になることもあるので、線の方向や間隔を一定にすることが重要になります。

パターン2:チョークで線を入れてから指でぼかす
まずチョークで線を入れ、その後に指で擦って色を塗り広げる方法です。
広い範囲も均一に塗りやすくふんわりした印象になるため、柔らかいタッチのイラストに向いています。

パターン3:あえてラフに塗る
あえてラフに塗り、チョークの粒子感を残す方法です。
完全に均一に塗りつぶす必要はなく、「黒板アートらしい」仕上がりになります。

どのパターンにも言えることは、線が多ければ多いほど、チョークの密度が高ければ高いほど「濃く」見えるということです。反対に、線が少なくチョークの密度が低いと「薄く」見えます。

この法則を覚えておくと、濃淡が表現できて、遠くから見たときに立体感が生まれます。

ハロウィン黒板アートで失敗しないコツ

黒板アートを描き慣れていないと、基本的な描き方が分かっていても、「失敗したらどうしよう…」と不安になるものです。

初心者が黒板アートで失敗する原因として、ごちゃごちゃしてしまう・文字が読みにくい・消し跡が残る・全体のバランスが悪いといったものが挙げられます。これらは、ちょっとしたコツを知っておけば防ぐことが可能です。

ここからは、ハロウィン黒板アートで失敗しないコツを紹介します。

色数を増やしすぎない

カラフルな黒板アートは見ていても楽しいですが、あまりに色の数が多いと、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。作品の主役がどこか分かりにくくなってしまうこともあるため、色数を増やしすぎないように注意しましょう。

ハロウィン黒板アートでは、白を基本にオレンジや紫などの2〜3色を選ぶとすっきりまとまり、季節感が出やすいです。また、黒板の色との組み合わせを意識することも大切です。

例えば、黒や緑など暗めの黒板だと、黒や濃い青、濃い紫などは目立ちにくくなります。もし、使いたい色が映えにくい場合は、黒板の色を変えることも検討しましょう。

下書き段階でレイアウトをしっかり決める

黒板アート初心者の方は、下書き段階でレイアウトをしっかり決めておくと失敗しにくいです。
特に、以下の点をしっかり確認しておきましょう。

・モチーフ同士の位置関係
・モチーフと黒板の端との距離
・文字とイラストの間隔
・文字の高さと文字同士間隔
・モチーフの大きさの比率

これらを事前に設計しておけば、全体のバランスが整いやすいです。 最初は、モチーフや文字の大きさ、それぞれの距離を測っておくことをおすすめします。
黒板と下書き用紙の縦横比を合わせ、縮尺をそろえて計測するのがポイントです。

不安な場合はチャコペーパーで転写する

もし、下書き通りに黒板に描けるか不安な場合や、自分で位置を測って描くのが難しいという場合は、チャコペーパーで転写する方法もあります。

チャコペーパーは、紙に書いた下書きと黒板の間に挟み、専用のスタイラスやボールペンの先などでデザインをなぞって使用します。転写中にズレるのを防ぐため、マスキングテープで下絵の紙を貼っておくと安心です。

チャコペーパーでの転写は必須ではありません。しかし、より正確に下絵を写すことが可能なので、複雑なイラストを描くときなどに活用しましょう。

失敗やチョーク跡はその都度取る

「線がはみ出た!」「位置を間違えた」など明らかに失敗した場合や、意図しないチョーク跡はその都度取るのがおすすめです。 こうしたものを放置して描き進めると、別の色と混ざって後から修正しにくくなります。

描いている途中で修正する場合は、消す範囲や目的に応じて方法を使い分けると良いです。

使うもの

目的

ティッシュ・綿棒

チョークの粉を軽く拭き取る、小さな部分を修正する

黒板消し

広い範囲を消す、描き直す

黒い鉛筆

黒板の色が黒や暗い色の場合に上から隠して修正する

ただし、細かなチョーク粉や多少の掠れは毎回消す必要はありません。これらは、黒板アートらしさや手書き感を表現できるメリットになります。

完成後には、不要な下書き線や周囲に飛び散ったチョーク粉などをまとめて取り除きます。

濃い色の黒板を選ぶ

黒板の色によって、チョークの消え残りが目立ちやすいものとそうでないものがあります。
一般的に、濃い色の黒板は明るい色の黒板よりもチョーク跡が目立ちにくい傾向にあるため、初心者で「なるべくきれいに仕上げたい」という方は、黒や濃い緑、ネイビーなどの黒板を選ぶのがおすすめです。

初心者でも挑戦しやすい|ハロウィン黒板アートのデザイン事例

基本の描き方が分かったら、実際にどんなデザインにするか考えてみましょう。
「あまり複雑なデザインだと難しそう…」という方は、文字やシンプルなモチーフを組み合わせるだけでもハロウィンらしい作品に仕上がります。一方で、「少しだけ本格的なテクニックを取り入れてみたい」という方は、色の濃淡やぼかしなどを加えて、より印象的なハロウィン黒板アートを作成してみましょう!

初心者でも挑戦しやすい、ハロウィン黒板アートのデザインを紹介します。

文字と小さめのイラストでシンプルに

小さめの黒板を使用する場合や、シンプルなデザインにしたい場合は、文字をメインにして、周囲にちょっとしたイラストを配置するのがおすすめです。
各文字のフォントやサイズを合わせて統一感を出すと、落ち着きのある印象になります。

一方、黒板アートが初めての方は、あえて文字を不揃いにするデザインにしてみるのもアリです。

・文字を少し傾けてみる
・サイズ差を出す
・手書き風フォントを選ぶ

上記のような描き方だと、多少のズレもデザインの一部として馴染みやすいです。

カボチャをしっかり塗りつぶして存在感アップ

カボチャとうさぎの可愛らしいハロウィン黒板アートです。
チョークで色を付けたい部分をしっかり塗りつぶすことで、カボチャやうさぎなど各モチーフの存在感が増し、鮮やかな作品に仕上がっています。

チョークを塗り重ねる方法は、細かな線を描いたり複雑な陰影をつけたりする必要がないため、初心者でも比較的挑戦しやすいでしょう。

柔らかいタッチのおばけで子どもも楽しめる!

海外の映画に出てくるような怖~いおばけを描くのもよいですが、顔のシワや布のシワなど、細かな質感を表現するには高度な技法が必要になることもあります。

コミック風の可愛らしいおばけなら、難しい技法を使わずハロウィン黒板アートに取り入れやすいです。おばけの体や帽子などに色を付け、指で軽くぼかすことで柔らかいタッチに仕上がります。親子で一緒に描いたり、ホームパーティーの飾りにしたりするのにも向いています。

おばけのデザインが思い浮かばない場合は、フリーイラストなどを参考にするのもおすすめです。

まとめ|初心者の人もハロウィン黒板アートを楽しみましょう!

一見するとハードルが高い印象を持つ黒板アートですが、基本の道具や描き方を押さえれば、初心者でもすぐに始められます。「これまで、黒板アートに興味があったもののなかなか機会がなかった」という人も、ハロウィンをきっかけに黒板アートに挑戦してみてはいかがでしょうか。

まずは、チョークで描くことに慣れ、独特の描き心地や仕上がりを楽しむことが大切です。

最初から高度な技法を使って完成度の高い作品を描こうとするのではなく、肩の力を抜いて、簡単な文字やカボチャ、おばけなどのモチーフを描くことから始めてみませんか?

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

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