アイデアボードというと、ホワイトボードを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近ではデザイン性や利便性の高さから、「黒板」をアイデアボードにするケースも見られます。
そこで今回は、アイデアボードを取り入れるオフィスが増えている理由や設置場所、黒板をアイデアボードにするメリットを解説します。
目次
アイデアボードとは?ホワイトボードとはどう違う?

会議テーマやプロジェクトタイトルなどを中心にし、アイデアや意見を書き出したり、付箋などを貼り付けて情報を整理したりするなど、チーム内の情報共有やタスク管理の目的で使用されます。
「アイデアボード=ホワイトボード」と認識している方も多いかもしれませんが、実は両者には明確な違いがあります。
まず、ホワイトボードとは、文字や図を書くためのツールです。幅1,000㎜以内の小型タイプから、幅が1,000㎜を超える大きなサイズまでありますが、いずれもボード(板)を指します。
一方、アイデアボードは、前述のとおり「アイデアや提案を視覚化したもの」のことです。ホワイトボードなどのツールを使う手法自体を指すことがあります。その媒体として、ホワイトボードやガラスボード、コルクボード、黒板などが用いられます。
アイデアボードを取り入れるオフィスが増えている|理由とメリットについて

アイデアボードは、IT・WEB業界から広告・デザイン業界、製造業、教育機関、医療機関など、あらゆる業種で取り入れられるようになっています。
なぜ、アイデアボードを取り入れるオフィスが増えているのでしょうか。理由とメリットを分かりやすく整理していきます。
ペーパーレス化の促進

ペーパーレスは、紙の書類や帳簿表を減らして、デジタル化するへの取り組みのことです。
本来、ペーパーレスは紙⇒データへの移行を指しますが、「無駄な資源を省く」といった意味では、アイデアボードもペーパーレスの一種と捉えられます。
資料を印刷・コピーしてチームメンバーに配るのをやめて一台のボードで情報共有すれば、会議のたびに大量の紙媒体を消費せずに済みます。
アイデアボードの導入には初期費用がかかりますが、長期的にみると、紙や印刷にかかるコストが大幅に削減されるのでメリットは大きいです。
アイデア・タスクの可視化

もし、アイデアボードがなく議事録に書き留めた場合、チームで共有するにはコピーや印刷をしなければなりません。アイデアボードであれば、会議中も全員が情報を確認しやすく、個人のアイデアや意見も整理しやすいです。 また、プロジェクトやタスクの進捗状況もアイデアボードで管理すれば、メンバー同士で共有しやすく、視覚的に把握しやすくなります。
アイデアやタスクをパソコン上で管理・共有する方法もありますが、意識して開かなければ確認できないため、伝達ミスや共有漏れなどが生じることがあります。 一方、アイデアボードはオフィスの目につく場所に設置できるため、情報確認のハードルが低く、伝達ミスや共有漏れが起きにくいのもメリットです。
会議の効率化
アイデアボードを取り入れると、要点を整理しやすくなり、効率的に議論が進められます。アイデアボードの中央に議題やテーマを大きく書いておけば、参加者が「この話し合いは〜について行われているもの」と常に意識することが可能です。論点がぶれにくくなるため、話題の脱線を防止するのにも役立つでしょう。
また、修正や追加が必要になった場合もその場で書き換えられるため、変更点をリアルタイムで共有できるのも大きな利点です。
コミュニケーションの促進
アイデアボードにはさまざまな活用方法があり、会議やプロジェクトだけでなく、社員のコミュニケーションツールとして使用することもできます。例えば、業務に関する連絡事項や気づいたこと、ちょっとしたひらめきなどを自由に書くために設けても良いのです。誰でも書き込めるスペースとして導入すれば、気軽に情報発信できます。
部署間での情報共有に用いれば、普段はあまり接点のないメンバー同士のコミュニケーション活性にもつながります。
アイデアボードの設置場所はどこ?

そのため、会議室、共有スペース、エントランス、休憩エリアなどの候補から、アイデアボードを使う「目的」を考慮して設置場所を決めることが重要です。
会議室
アイデアボードを会議で活用したい場合は、会議室への設置がおすすめです。議題・テーマを大きく書いておくことで、参加者全員が同じ論点で話し合いを進めることができます。また、議論の流れや決定事項を書き出しておけば、会議の途中から参加したメンバーも一目で確認でき、情報共有の漏れを防ぐことが可能です。
個々のアイデアや発言内容が可視化されることで認識のズレが生じにくく、会議がスムーズに進められます。壁一面をアイデアボードとして活用するオフィス事例もあり、複数人で同時に書き込めるため、ブレインストーミングにも役立ちます。
共有スペース
社内全体で情報を共有したい場合は、アイデアボードを共有スペースに設置するのがおすすめです。社内イベントの予定やプロジェクトの進捗状況などを記載すれば、部署やチームの垣根を越えて情報の共有ができます。
各部署・チームの目標や達成度合いなどが把握できれば、普段は接点がない部署の活動内容を知るきっかけになり、社内のコミュニケーション活性化やモチベーションアップにつなげられます。
休憩エリア

「明るく活気のあるオフィスにしたい」「社内の交流を活性化したい」といったオフィスづくりにも役立ちます。
休憩エリアは会議室とは異なり、リラックスした状態で利用される空間です。意外な発想やアイデアが生まれることがあるため、業務に活かせる重要なヒントが得られるかもしれません。
黒板をアイデアボードにするメリット

黒板をアイデアボードにするには、既製品の黒板をそのまま使用する、黒板塗料で自作するという2つの方法があります。黒板塗料は、既製品のボードでは難しい大きなアイデアボードが作れたり、壁一面を黒板として使用できたりするのが特長です。
それ以外にも、オフィスのアイデアボードを黒板にするメリットはたくさんあります。
デザイン性が高い
ホワイトボードは白色が中心で光沢感のある製品が多いため、「オフィスの雰囲気に合わない」「ホワイトボードが目立ってしまう」といった点が問題になりやすいです。一方、黒板ボードはマットな質感であるため、オフィス空間になじみやすく、落ち着いた雰囲気になります。
特に、黒板塗料はカラーバリエーションも豊富で、既製品のホワイトボードや黒板ボードにはない色が選択可能です。
メーカーにもよりますが、トレンドの「くすみカラー」や華やかなビビットカラーなどを選べる場合があります。
塗装であれば塗り分けが可能で、デザインも自由自在です。調色を行えば、インテリアに合わせて色の微調整もできます。
光を反射しにくく視認性が高い

一般的なホワイトボードは表面に光沢があり、照明や窓から差し込む光が反射して見えづらくなることがあります。ホワイトボードの反射率は、通常80〜90%といわれます。 会議室や共有スペースなどでは、立つ位置や座る位置によっては「常に見えない」といった状況が起きることもあるでしょう。
一方、黒板は光を反射しにくく、離れた場所からでも文字や図を認識しやすく、複数人で利用するアイデアボードに適しています。既製品の黒板でも、反射率は15%といわれます。 特に、黒板塗料で仕上げた壁面やボードは光沢が抑えられるため、どの角度からも情報が見やすいのがメリットです。
省スペース化できる
自立式のホワイトボードや黒板ボードは、設置スペースが必要です。特に、大型製品は場所をとりやすく、設置場所やレイアウトによっては導線を妨げになることもあるでしょう。一方、黒板塗料であれば、壁面そのものをアイデアボードとして使用できるため、設置スペースが必要ありません。省スペース化できるので、オフィスを広くすっきりとした印象に見せることが可能です。また、十分な書き込み面積を確保できます。
黒板塗料はアイデアボード以外の用途にも使用できる

例えば、エントランスに黒板ボードを設置すれば、コーポレートメッセージや企業理念、社内外のイベント情報を来客者に分かりやすく伝えられます。
また、黒板塗料はマットな質感で高級感があるため、インテリアの一種として空間演出に活用することも可能です。
エントランスは企業の「顔」とも呼べる場所で、来客者が最初に目にする空間でもあります。そのため、黒板塗料を取り入れるなら、企業イメージやブランドコンセプトに合わせたカラー・デザインにするなど、ブランディングを意識することも大切です。
まとめ|オフィスのアイデアボードに黒板塗料を検討しましょう
アイデアボードは、会議の効率化や情報共有、コミュニケーションの活性化に役立つツールです。ホワイトボードや黒板ボードという選択肢もありますが、デザイン性を重視する場合は黒板塗料も候補に入れてみてください。黒板塗装は黒板ボードのDIY製作に使用できるだけでなく、壁をはじめとする室内塗装やオフィス家具の塗装にも活用できます。空間演出や情報発信など、アイデアボード以外にも幅広い用途に使用できるので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!
