壁の端・角をきれいに塗るには?DIYにおすすめの塗装道具3つと使い方

記事 グリーンエレファント合同会社代表 木田順子

DIYで壁を塗るとき、
「広い面はローラーで塗れそうだけど、壁の端や角はどうしたらいいの?」と迷ったことはありませんか?

壁と壁、壁と天井が接する内側の角を「入隅(いりすみ)」といいます。
綺麗に仕上げるのが難しい入隅ですが、
場所に合った道具を選び、塗る順番や塗料の量に気をつけると、
作業がぐっと進めやすくなります。

今回は、壁の端や角の塗装に役立つ道具を3つご紹介します。
私のDIY塗装の経験で感じた、
選び方ときれいに仕上げるコツも一緒にお伝えします。

刷毛|最も一般的!角の奥や細かい部分を塗る定番の道具

刷毛の特徴と選び方

刷毛は、壁の角や端、細かな部分を塗るときの定番です。
毛先を使って塗料を届けられるため、
ローラーでは届きにくい部分の塗装や、塗り残しの修正にも役立ちます。

入隅には、筋違(すじかい)刷毛など、
細かな部分を塗りやすい刷毛が便利です。
「スミ切り用刷毛」など、細部の塗装を想定したものを選んでください。
幅30〜50mmほどを目安に、塗る場所の広さや持ちやすさに合わせて選びましょう。

水性塗料を使う場合は、
刷毛のパッケージで「水性塗料用」などの適合表示も確認してください。
幅だけでなく、使う塗料に素材が合っていることも大切です

きれいに塗るポイント

刷毛に塗料を付けるときは、毛全体を浸さず、
根元側の3分の1ほどを残して、
毛先から3分の2程度までを目安に含ませましょう。
容器の縁で余分な塗料を軽く落としてから塗ってください。
刷毛に塗料を含ませたら、余分な塗料を落としてから塗ります。
最初から角の奥にたっぷり塗料を置くと、
溜まりや垂れができやすくなるため、塗料を配るように少しずつ塗り広げましょう。

毛先を強く押しつぶすよりも、軽い力で動かすほうが扱いやすくなります。
刷毛で塗装したところとローラー塗装の仕上がりが微妙に異なるので、
刷毛で塗る幅を必要以上に広くしないことも、境目を目立ちにくくするポイントです。

私が使ってみた感想

刷毛は種類が多く、どれを買うのか迷います。
ホームセンターで購入する際は店員さんに相談するのが早くて確実!
100円ショップでも塗装用の刷毛は販売されていて、手軽に手に入れられます。
しかし!
私が使ったものでは、作業中に毛が抜けて塗膜に残ってしまってびっくり。
毛が残ると、取り除いた部分がムラになってしまいもう一度塗り直す必要があり、思った以上に手間がかかります。
プロ仕様のものでも数百円ですので、ここは投資の価値があります。

ミニスモールローラー|角の周辺を手早く整える道具

ミニスモールローラーの特徴

ミニスモールローラーは、細く小さなローラーです。
広い面を塗るローラーの手軽さを生かしながら、狭い場所でも小回りよく使えます。

入隅や狭い場所など大きなローラーを動かしにくい場所に便利です。
ローラーの素材や毛の長さに種類がありますので、
塗装するものの状態に合わせて選ぶ必要があります。
例えば平滑なものであれば短毛やマイクロファイバー、
凹凸のある壁紙であれば毛の長さのある中毛などです。

きれいに塗るポイント

力を入れすぎず、軽く転がすのがコツ!
使うときは、ローラー全体に塗料を含ませ、トレイやローラーネットで余分な塗料を落とします。
塗料が多すぎると垂れやすくなり、
少なすぎると、かすれた部分を塗ろうとして強く押してしまいがちです。
無理に押しつけず、適量を補給してください。
ローラー塗装時は、塗料が垂れず、擦れずを目安に塗料を含ませてください。
角の近くでは、塗らない隣の面にローラーの端が触れないよう注意しましょう。
養生をしておくと、落ち着いて作業できます。

私が使ってみた感想

現在私が一番よく使っているのが、このミニスモールローラーです。
柄を持って転がせるので、作業がしやすく楽なので長く続けやすく
不器用な私でも結構綺麗に仕上がるので、作業の手軽さと仕上がりのバランスがいいと感じています。
ポイントは、塗料を均一に含ませることと、力みすぎないこと。
つい押したくなりますが、軽い力で「転がす」と仕上がりが綺麗です。

コテバケ|面に沿わせて塗り進めやすい道具

コテバケの特徴と選び方

コテバケは、平たい台に短い毛などの塗装面が付いた、
左官のコテに似た形の道具です。
塗る面に沿わせて、滑らせるように使います。
刷毛の毛先を細かく動かす作業が苦手な方には、
平たい面で塗れるコテバケのほうが扱いやすく感じられることもあります。
コテバケには平型や小型、入隅向けなど、さまざまな形状があります。
角を塗る目的なら、入隅に使える形状かどうかを商品説明で確認しましょう。

きれいに塗るポイント

塗料を均一に付け、押しつけすぎない!
コテバケも、塗料を付けすぎないことが大切です。塗装面に均一に含ませ、余分な塗料を落としてから使います。
最初は、不要な板などで塗料の付き方や動かし方を確かめてみてください。
強く押すよりも、面に軽く沿わせて動かす感覚をつかむと作業しやすくなります。
また、コテバケを使えば養生が不要になるわけではありません。
天井や巾木など、塗料を付けたくない部分は、マスキングテープなどで保護しておきましょう。

私が使ってみた感想

入隅の塗装に困っていたとき、
コテバケを使って「これは救世主かも!」と感じました。
私には、線に沿わせて動かす感覚が分かりやすく、角まわりを整える作業がしやすかったです。
弱点は、長く作業を続けると、持ち方や姿勢によって疲れやすいとも感じました。
塗料が落としやすく、乾かしやすいので洗って再利用がしやすいのは良かったです。
使いやすさには個人差があるので、短い範囲から試してみるのがおすすめです。

3つの塗装道具の使い分け早見表

どれを選ぶか迷ったら、塗りたい場所と、どんな作業をしたいかを基準に考えてみましょう。
道具 得意な作業 気をつけたいこと
刷毛 細かな部分、塗り残しの修正 塗料の溜まりや刷毛目に注意
ミニスモールローラー

角の周辺の狭い面、
刷毛塗り部分を整える作業

端の形状によっては角の奥まで届かない
コテバケ 面に沿って塗り進める作業 入隅に使える形状か確認する

 

壁の端・角をきれいに仕上げる3つのコツ

角から先に塗り、乾く前に広い面へつなげる

広い面より先に、角や端など、細かい部分を塗っておきます。
その後、角まわりの塗料が乾く前に広い面をローラーで塗り、
境目をなじませましょう。

ここで気をつけたいのが、先に塗る範囲です。
部屋中の角をすべて塗ってから広い面に進むと、
最初に塗った部分の乾燥が進みます。

壁一面など、無理なく作業できる範囲ごとに
「角を塗る→広い面を塗る」と進めるのがおすすめです。
室温や湿度によって乾き方も変わるので、作業中の塗料の状態を見ながら進めてください。

塗料を付けすぎず、試し塗りで感覚をつかむ

つい塗料を多く付けがちになる入隅。
しかし、角に溜まった塗料は、垂れやムラ、乾燥の遅れにつながります。

刷毛は容器の縁などで、ローラーはトレイやローラーネットで、
余分な塗料を落としてから使いましょう。
コテバケも、塗装面に均一に塗料が付いているか確認します。

初めて使う道具なら、いきなり壁に塗らず、
清潔な不要の板やダンボールなどで試すと安心です。
どのくらい塗料が付くのか、力を入れるとどう変わるのかを確かめておきましょう。
ダンボールと壁では塗料の吸い込み方が異なります。
試し塗りは道具の扱い方を確認するためと考え、実際の壁でも目立たない部分から始めてください。

マスキングテープで塗らない面を保護する

隣の壁や天井、巾木などを塗らない場合は、
マスキングテープで保護しておきましょう。
床や家具には、必要に応じて養生シートも使います。

テープを貼る前に、貼り付ける部分のホコリや汚れを取り除きます。
貼った後は、特に塗装する側の縁を、
清潔な布などで押さえて密着させてください。

剥がすタイミングは、半乾きです!
塗膜が完全に固まる前を目安に、
塗った面を傷めないよう、ゆっくり剥がします。
テープに塗膜が引っ張られる場合は、
そのまま無理に引き続けないでください。
早すぎると、塗料 検査協会テープと共に飛び散ったり、
滲んでしまいます。

まとめ|場所に合った道具で、壁の端・角も塗りやすく

壁の端や角は、広い面と同じ道具だけで仕上げようとすると、
作業が難しく感じられることがあります。
道具を追加すると費用はかかりますが、
自分に合ったものを選ぶことで、
作業のしやすさと仕上がりが変わります。
道具選びも楽しんで試してみると良いのではないでしょうか。

仕上げのポイント

壁の端や角は、広い面と同じ道具だけで仕上げようとすると、
作業が難しく感じられることがあります。
道具を追加すると費用はかかりますが、
自分に合ったものを選ぶことで、
作業のしやすさと仕上がりが変わります。
道具選びも楽しんで試してみると良いのではないでしょうか。

| 仕上げのポイント

○ 道具選び | 角の奥と、その周辺の面で使い分ける
○ 塗る順番 | 作業できる範囲ごとに、角から広い面へ進める
○ 塗料の量 | 付けすぎず、均一に塗り広げる
○ 養生 | テープを密着させ、テープ際は薄く塗る

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