子ども部屋におすすめのブルー系カラー|落ち着く色・明るく見える色の選び方

記事 オーガニックペイントサポーター 原野 光佳

監修 シックハウス診断士 加納亜由美

青色は子どもに人気が高いカラーの一つです。
子ども部屋の壁をブルー系の色に塗り替えるとき、「どんな青を選べばいい?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

ブルー系カラーと一言でいっても、明るい水色から濃い藍色、黒みを感じる暗い紺色まで種類はさまざまです。
せっかく部屋を塗り替えるなら、子どもが気に入ることはもちろん、家族も心地よく感じられる色を選びたいものです。

そこでこのコラムでは、子ども部屋におすすめのブルー系カラーを紹介していきます。色味によって与える印象や効果も変わってくるので、それぞれの違いを比べてみてくださいね!

子ども部屋にブルー系カラーがおすすめな理由

子ども部屋の色選びで迷ったら、まず候補に入れたいのがブルー系です。
その理由は、青がもたらすポジティブな影響にあります。
ブルー系カラーをおすすめする一番の理由は、なんといっても子どもからの人気が高いというところにあります。

2025年に学研教育総合研究所が行った調査では、幼児の好きな色は1位がピンク(40.5%)、2位が青(29.4%)、3位が赤(24.3%)という結果が出ました。男子では青が1位になっています。

また、別の研究では、小学校低学年の女子は水色やクリアな印象の配色を好むという調査結果が出ています。同調査の中では「水色を嫌いな色」とした女子は一人もいなかったということです。

学習環境に適した色だから

色彩心理学では、青はリラックス作用があり集中力を高める色とされています。

・副交感神経を優位にする
・緊張や不安を和らげる
・体感温度を下げる(涼しく感じられる)
・心地よい睡眠をサポートする

こうした効果をもたらすため、子ども部屋はもちろん、インテリアカラーとしても人気です。
ブルー系カラーは学習環境に効果的な影響を与える色の一つという研究もあります。特にダークブルーは目への刺激が少なく、落ち着いた印象を与えるため、集中力が求められる場合に適した色です。

子ども部屋におすすめのブルーは?特徴と選び方

子ども部屋のDIY塗装を考えている親御さんは、「明るくて楽しい雰囲気にしたい」「とにかく勉強に集中できる部屋にしたい」など、それぞれ希望があると思います。
実際に、同じブルー系カラーでも、ライトブルーとダークブルーでは効果や与える印象が異なるため、用途や目的に応じて選びたいところです。

ここでは、子ども部屋におすすめのブルー系カラーを紹介していきます。

集中しやすい環境にしたいなら「鮮やかなブルー」

青色は空や海など自然を連想させる色なので、壁はもちろん、インテリアに取り入れると爽やかで清潔感のある印象になります。
中でも、定番の青色ともいえる「鮮やかなブルー」は、鎮静作用があり気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。

海外の研究では、青色にはリラックス感を高めることが示唆されており、鮮やかなブルーは読書に集中できるという声もありました。 また、青い壁の部屋は、実際よりも涼しく感じるという実験結果があるなど、快適さも維持しやすいため、子どもが成長しても使いやすいメリットがあります。
鮮やかなブルーのペンキで塗装すると、知的でおしゃれな印象になります。
勉強や読書に集中しやすい環境にしたい場合におすすめです。

鮮やかなブルー系カラーの一例を挙げます。

コバルトブルー

絵の具の色でも有名なブルー。明るさと鮮やかさを兼ね備えた色。

ウルトラマリン

力強さと透明感のあるブルー。赤紫のニュアンスが加わっており、群青色とも呼ばれる。

ロイヤルブルー

鮮やかさと落ち着きを両立するブルー。高級感や上品な印象。

ターコイズブルー

宝石を思わせる明るく鮮やかなブルー。青緑のニュアンスが加わっており、南国のイメージもある。

ラピスラズリ

瑠璃色とも呼ばれる深みのあるブルー。紫がかった濃い青色。

明るい子供部屋にしたいなら「ライトブルー」

ブルー系カラーの中でも、「ライトブルー」などの淡い水色は光を摂り込みやすく、爽やかで明るい印象の色です。
色彩心理学でも、水色には冷静・爽やか・清潔・解放感などの効果があるとされています。

海外の研究などでも、明度が高く彩度が低い「淡い青色」はリラックス効果や快適性が高いことが示されています。
明度が高い色は軽やかな印象を与えるため、ライトブルーは集中力を高めつつもほどよいリラックス感を与えたい時に向いているでしょう。

・明るく穏やかな雰囲気の子ども部屋にしたい
・爽やかさや遊び心を感じる子ども部屋にしたい
・子ども部屋をリラックスできる空間にしたい

このような希望がある方は、子ども部屋にライトブルーを選ぶのがおすすめです。

落ち着いた雰囲気にしたいなら「グレイッシュブルー」

グレイッシュブルーは、青色にグレーが混ざった、彩度の低いブルー系カラーです。「くすみカラー」の一種として知られており、インテリアで取り入れると、上品で高級感のある雰囲気に仕上がります。

清涼感や知的なイメージを持つ青色と、大人っぽさや安定感のあるグレーが組み合わさることで、鮮やかなブルーとは違う落ち着いた印象を与えます。
彩度が低いため色の主張が強すぎず、洗練された印象です。リビングや寝室などにも取り入れやすいため、住居全体で色味を統一したい時にも適しています。

・子どもが落ち着いて勉強や読書できる空間にしたい
・明るすぎない子ども部屋にしたい

といった時に、グレイッシュブルーを検討してみましょう。

ただし、同じグレイッシュブルーでも明度の低い色は重たい印象になりがちです。特に、子ども部屋では床や天井、家具、照明などとの組み合わせによって「暗い」印象になることがあります。

「グレイッシュブルーを取り入れたいけれど、暗くなりすぎないか心配」という方は、明度の高い色を選ぶのがおすすめです。明度を上げることで、軽やかさや明るさのある子ども部屋に仕上げられます。

明度と彩度は混同しやすいですが、色味を決める上で全く異なる役割を持ちます。

明度は色の「明るさ」を決める要素で、彩度は色の「鮮やかさ」を決める要素です。

例えば、ライトブルーは「明度のみが高い」条件を持つ色なので、彩度が低いものから高いものまでさまざまです。

一方、グレイッシュブルーは「彩度のみが低い」条件を持つ色なので、明度は低いものから高いものまであります。

子ども部屋の壁色を決める時は、明度や彩度のバランスも意識することが大切です。

アクセントカラーには「暗いブルー」

ブルー系カラーの中でも、ダークブルーやネイビー、ミッドナイトブルーなどの「暗いブルー」は、重厚感や落ち着きを強く感じさせる色です。
青色は、奥に引いて見えやすい後退色として知られます。特に、暗いブルーは空間全体を引き締め、奥行きがあるように見せるのに効果的です。

オフィスなどでも用いられる色ですが、子ども部屋の壁全体に使用すると重たい印象になることがあります。そのため、暗いブルーを壁の一面(アクセントウォール)や家具に使用するなど、アクセントカラーとして取り入れるのがおすすめです。
ただし、宇宙をテーマにした部屋などでは、あえて暗いブルーを広範囲に使用するケースもあります。

ブルー系カラーの白・黄色・木目との組み合わせ相性は?

ブルー系カラーは子どもたちからの人気も高く、気持ちを落ち着かせたり集中力を高めたりするのに適した色です。
その一方、空間全体を青色で統一してしまうと、冷たいイメージが強くなり、気持ちが沈みやすいともいわれています。そのため、子ども部屋にブルー系カラーを取り入れる時は、青の冷たい印象を和らげるコーディネートがおすすめです。

例えば、空間を明るく軽やかに見せる「白」、元気で楽しい印象を与える「黄色」、自然な温かみを演出する「木目」は、子ども部屋に取り入れやすい組み合わせです。

ライトブルー×白で明るく爽やかな子供部屋に

白と合わせやすいのは、淡い水色などのライトブルーです。
水色の明るく爽やかな印象と、白の清潔感がある印象はとても相性がよく、子ども部屋に向いている配色です。
このコーディネートはラムネのような爽やかさがあり、可愛らしさや子供らしさも表現できるため、水色を好むお子さんには大変喜ばれることでしょう。成長後も長く取り入れやすいのもメリットです。

魅力の多い配色ですが、ライトブルーと白の面積が大きすぎると、寒色と無彩色の色の効果で冬には少しひんやりとした印象になりやすいです。冬場は家具や小物に暖色系(ベージュ・オレンジ・黄色など)を加えると、温かみがプラスできます。

グレイッシュブルー×木目で落ち着きのある空間に

木目は比較的どのブルーとも合わせやすく、フローリングや家具などで取り入れるだけで、温かみがプラスできます。グレイッシュブルーを用いて落ち着きのある子ども部屋を作りたい場合には、木目は特におすすめです。

洗練された大人っぽいコーディネートになるため、「子どもっぽさを控えめにしたい」というニーズに適しています。
参考事例のように、白い壁を基調に、グレイッシュブルーをアクセントウォールに、建具に木目を取り入れる方法もあります。

鮮やかなブルー×黄色は賑やかで楽しい雰囲気に

鮮やかなブルーを取り入れた賑やかで楽しい雰囲気の子ども部屋にしたい場合は、黄色との組み合わせがおすすめです。

黄色は陽気な性質を持った色で、空間にフレッシュなイメージをプラスしてくれます。
ただし、黄色は目を引きやすく存在感のある色なので、壁一面など広範囲に使用すると落ち着かない印象になりがちです。

もし、「黄色は取り入れにくい色」と感じた場合は、家具やカーテン、小物などにアクセントカラーとして取り入れると良いでしょう。

まとめ|子ども部屋のブルー系カラーは色味の選び方で印象が変わる

子ども部屋にブルー系カラーを取り入れることには多くのメリットが期待できます。
とはいえ、ブルー系カラーにはさまざまな種類があり、色味の選び方で部屋の印象が変わるため、「どんな子ども部屋にしたいか」を考えた上で、塗料の色や家具などを選ぶようにしましょう。

親御さんの希望だけでなく、お子さん自身の好みも聞いてあげることが大切です。お子さん自身が気に入った色を選ぶことは、部屋を大切に使い、やる気を出すきっかけにもなります。お子さんの意見を尊重しながら子ども部屋づくりを進めていきましょう。

また、塗料を選ぶ際は、子どもの健康面も考慮して選ぶことを忘れてはいけません。健康面への安全性を考えると、VOCや臭いが少ない水性塗料や、ゼロVOCで臭いがほとんどないオーガニックペイントを選ぶのがおすすめです。

WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

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