水性ペンキでおしゃれなインテリアに!カラーの種類・効果・トレンドを徹底解説

グリーンエレファント

インテリアにこだわっている人の多くが、カラー(色)に重点を置いているといいます。試行錯誤しながらデザインやレイアウトを決めたのに、なんとなく納得いかないという悩みを持ってはいませんか? 「お気に入りの家具をそろえたのに何かが違う…」 そんな時は、思い切って部屋の壁の色を変えてみてはいかがでしょうか。壁の色は部屋の7割を占めるベースカラーの一つなので、カラーコーディネートにおいてとても重要です。おしゃれな部屋づくりの基本は壁の色からといっても過言ではありません。 室内の塗装に最適なのが、いやな臭いのない水性ペンキ。中でも、完全無害のオーガニックペイントがおすすめです。 今回は、水性ペンキの色の種類やトレンドをご紹介するとともに、インテリアカラーを決めるポイントや色の持つ効果を解説していきます!

インテリアについての実態を調査!こだわりやトレンドカラーは?

まずは、インテリアにこだわる人がどんな所にこだわっているのか、インテリアの最新トレンドカラーは何色なのか調査してみました。

「自宅のインテリアに関する意識調査2024」では、インテリアにこだわる人のこだわりポイントなどのアンケート調査が行われました。 調査結果では、自宅の中でインテリアにこだわるエリアは6割以上が「リビング」、重点を置いているポイントは4割近くが「色やテイスト」との回答がされています。 その一方、約70%の人が理想のテイストを実現できていないことも分かっています。多くの方が、生活感が出ることや色・テイストの統一感がないこと、内装が好みのテイストではないことに悩んでいるようです。

インテリアの最新のトレンドカラーは何色?

ファッションやメイクに流行があるように、インテリアカラーにもトレンドというものがあります。その時のトレンドを反映したカラーを選ぶことで、おしゃれで洗練された内装に近づけるでしょう。 海外のインテリアニュースによると、2025年のトレンドカラーは深みのあるチョコレートブラウンだそう。落ち着いた雰囲気のアースカラーはファッション業界でも人気ですよね。ファミリー層には、ライトグリーンやセージグリーンなどグリーン系の色が2024年から人気で、今年は特にエメラルドグリーンが注目されています。 2025年になって需要が増しているのが、ダークレッドやバーガンディといった暗めのレッドカラー。スカイブルーやロビンズエッグなどくすみカラーの水色もトレンドに挙がっています。 また、日本ではホライゾングリーンやパープル、ブルーグリーンなどが人気です。

水性ペンキで理想のインテリアを実現!豊富なカラーから選べる

壁をトレンドカラーに塗り替える、あるいは家具を塗装リメイクする、という時におすすめなのが水性ペンキ(水性塗料)です。 ここでは、水性ペンキを室内塗装に用いるメリットや、カラーの種類をご紹介します。

水性ペンキは人体に安全な塗料

ペンキを塗った外壁や室内の臭いがきつく、吐き気や頭痛などの体調不良になった経験がある方は多いと思います。 それは、おそらく油性塗料に含まれる有機溶剤(シンナーなど)が原因です。シンナーは常温でも蒸発する性質がある「揮発性有機化合物(VOC)」の一種で、塗装した直後だけでなく、大気中に揮発し続けて長期間にわたり健康被害を及ぼす可能性があります。 水性塗料と油性塗料の大きな違いは、使用する溶剤の種類です。油性塗料は溶剤にシンナーなどを使用しますが、水性塗料では水を使用します。そのため、水性塗料はシンナー特有のきつい臭いがありません。水性塗料は人体への影響が少なく、引火の心配もないため、塗装する人・住む人の安全も守られる塗料です。

水性ペンキはトレンドカラーも豊富

「水性ペンキは色が限られるのでは?」と懸念される方もいると思いますが、実際はカラーバリエーションが豊富です。例えば、エコスオーガニックエアピュアペイントは8色展開で、ムーンドロップやアボカドのようなトレンドのアースカラーやトランクイル、フロステッドピンクのような可愛らしい色から選べます。 主張しすぎない淡いカラーを好む方におすすめです。これらの膨張色は壁の塗装で定番のカラーなので、とても使いやすいと思いますよ! 何より、塗料自体が無害で大気中の有害物質を吸着除去する機能が魅力的。VOCによる化学物質過敏症やシックハウス対策にもなります。

こちらのチョークボードペイントは、なんと25色展開!インテリアカラーの最新トレンド、チョコレートブラウンも選択肢に入ります。ファミリーに人気のグリーン系(ラピスラズリ、サイケスグリーンなど)のラインナップも豊富です。 チョークボードペイントは、ただの水性塗料ではありません。壁や家具に塗装すると黒板になる魔法のような水性ペンキなんです。インテリアの模様替えを機に、黒板アートに挑戦してみるのも良いと思います。

ドアなど建具の一部を塗り替えるだけでも、こんなにおしゃれな雰囲気になるんですよ!

インテリアカラーを決めるときは配色ルールが重要!

皆さんは、壁や家具などのインテリアカラーを決める時、どのように配色を決めていますか? トレンドカラーを全部使えばおしゃれな部屋になる、というわけではありません。 インテリアには配色ルールというものがあり、それに則ることでバランスが良くなります。色には相性の良い組み合わせ、相性の悪い組み合わせがあるため、色の選び方によって部屋の印象が大きく変わるんです。 ここでは、インテリアカラーの配色ルールについて解説します。

基本のインテリアカラーは3色まで

部屋の色は多ければ多いというわけではなく、3色までに絞ったほうが良いと考えられています。 基本となるインテリアカラーの配色は、カラーコーディネートの世界では黄金比と呼ばれており、それぞれ次のようになっています。
①ベースカラー(70%)
壁や天井、床などに使用する色で、部屋の大部分を占めるためベースカラーと呼ばれます。 部屋を広く見せるため、ホワイトやアイボリー、ベージュなどの膨張色が用いられるのが一般的です。最近では、トレンドカラーを反映した「茶色い壁の部屋」なども人気があります。
②アソートカラー(25%)
インテリアのメインとなる家具の色で、ベースカラーの次に多くを占めます。例えば、カーテンやソファー、テーブル、本棚、キャビネットなどの色です。色の系統だけでなく、木目のパターンや柄によっても部屋の印象が変わるため、重要度は非常に高いでしょう。
③アクセントカラー(5%)
クッションや枕、雑貨など、部屋の小さな範囲に使用される色です。アクセントカラーの使い方が部屋の印象を決定づけるといっても過言ではありません。ベースカラーやアソートカラーの反対色にすれば配色を引き締める効果が期待できます。

色相関図からアクセントカラーを選ぶ

ある色のアクセントカラーに適した色は、色相環図で判断できます。 例えば、2025年の色・ホライゾングリーンのような青みのあるグリーンの反対色は、色相環図でちょうど反対側にある明るいピンクです。グリーンやアースカラーでまとめた部屋のアクセントカラーにピンクを入れると、空間にメリハリが生まれておしゃれな印象になります。 このように、アクセントカラーを上手く活用すれば、理想のインテリアにグッと近づけるでしょう。

色の持つ効果を理解しよう!

部屋のテイストを自分好みにするには、色の持つ効果を理解した上で配色することが大切です。 色を大きく二つに分けると、暖色系と寒色系の2種類になります。 暖色系とは、赤やオレンジ、イエローなど温かみのある色です。対して寒色系とは、青やライトブルーなど爽やかで冷たい印象のある色です。それぞれ、色の持つ効果が異なるため、どちらがよりイメージに近いのかを考えてみましょう。

例えば、「勉強に集中できる部屋」というテーマなら、青やライトブルーをベースカラー・アソートカラーに使用するのがおすすめです。小物などにさりげなく暖色系を入れると、勉強の合間にリフレッシュさせてくれるでしょう。 オレンジやイエローは青の反対色でもあるため、アクセントカラーとしてインテリアを引き立ててくれますよ!

まとめ|水性ペンキやチョークボードペイントで理想のインテリアを実現しましょう

今回は、水性ペンキの色の種類やトレンド、インテリアカラーを決めるポイントや色の持つ効果について解説しました。 トレンドカラーの壁にする、色の持つ効果から選ぶ…など、インテリアカラーの選び方は多種多様。色は奥が深いため、今回ご紹介した方法以外にもさまざまな組み合わせができます。まずは、自分がどんな部屋にしたいのか、理想のインテリアを明確にすることが大切です。 壁の色を塗り替えたい時や家具の色を変えたい時は、ぜひ安全で無害な水性ペンキを利用してくださいね!


WEBライター 原野 光佳(はらの るか)
WEBライターとして、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。インテリアデザインやおしゃれな家具・雑貨、色の持つ効果などに関して勉強中です。化粧品や食品などもオーガニックを好んでおり、ユーザー目線でオーガニックペイントの魅力を伝えていきます!

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