しかし、黒板塗料には色ごとの特性があり、 初心者でも簡単に塗れる色もあれば、ムラが出やすく失敗しやすい色も存在します。 黒板塗料の色の特性や選び方について詳しく解説し、 初めてでも失敗しにくい色や注意が必要な色についても紹介します。

目次
初心者でも成功しやすい黒板塗料の色

ブラックやグレー、ディープグリーンなど:隠蔽性が高く、ムラが出にくい
黒板塗料の定番色であるブラックやグレーは、 隠蔽性が非常に高く、初心者でも塗りやすい色です。 これらの色は下地の色をしっかり隠すため、2回程度の塗り重ねで十分にきれいに仕上がります。 ムラになりにくいため、初めて黒板塗料を使用する場合でも失敗しにくいです。 チョークも映えるので、黒板としての使いやすさも魅力。 伝言板としての黒板やショップなど、頻繁に使用する場所におすすめです。




ネイビーやパステルカラー:おしゃれな見た目と高い隠蔽性
白の入ったネイビーやスモーキーカラーやパステルカラーも、 隠蔽性が高く、塗りやすい色のひとつです。 これらの白と原色が混ざったような色は下地をしっかりと隠してくれます。 落ち着いた雰囲気でありながら、インテリアのアクセントにぴったりです。 カフェ風のインテリアやモダンなデザインに合わせると、おしゃれな仕上がりになります。



ムラになりやすい黒板塗料の色
ピュアホワイト:隠蔽性が低く、ムラが出やすい
ホワイトの黒板塗料は、隠蔽性が低いため、下地が透けて見えやすいです。 塗装として定番のホワイトは、意外かもしれませんが、 複数回の塗り重ねが必要で、ムラができやすい傾向があります。

実はピュアホワイトではなく、何か他の色を加えた白っぽい色になると 隠蔽製は悪くありません。 真っ白である必要がない場合は黄色を混ぜてクリーム色味のある白やグレーがかった白などにするのも綺麗に仕上げる方法の1つです。 ピュアホワイトや白っぽい色も黒板は、白いチョークでは見えにくいため、 赤や黄色など色チョークを使うことになります。 白地に色チョークは跡が残りやすいため、汚く見えやすいことも考慮すべきです。 白の黒板を黒板として使いながら真っ白にキープすることは出来ないと考えてください。
原色のイエローやレッドなど:鮮やかな色ほどムラが目立つ
イエローやレッドの鮮やかな色は、インテリアとして非常に映えますが、隠蔽性が低く、ムラが出やすいです。 鮮やかな色ほど、下地の色や質感に影響を受けやすいため、事前の下地処理が重要となります。 塗装しようとする下地に模様があったり均一でない場合は、薄いグレーの下地材を使って均一な下地を作ることが推奨されます。 ただ、綺麗に塗装するのが良いというわけではなく、ムラも味のうち。 既製品の綺麗な壁紙を貼るなどとは違う、自分で塗装したからこその風合い。 オンリーワンのデザインでもあります。



綺麗に仕上げるための塗装テクニック
黒板塗料を使ってムラなくきれいに仕上げるためには、以下のテクニックを押さえておきましょう。
下地処理をしっかり行う
下地処理は、黒板塗料を均一に塗るための重要なステップです。 特に、ホワイトや鮮やかな黄色や赤のような隠蔽性が低い色を使用する場合には、事前に下地剤を塗ることで、事前に色を均一に整えることができます。 これにより、発色が良くなり、ムラも少なくなります。 オーガニックの下地塗装もあります。
適切な量を均一に塗り重ねる
一度に厚く塗ると、乾燥時にムラができたり、ひび割れが発生することがあります。 ローラー塗装の際に塗料が垂れず、擦れずの状態が適切です。 綺麗に仕上げるにはローラーに塗料を均一に付けて、均一に塗装していきます。 塗料を伸ばして配っていくイメージです。 2~3回ほど塗り重ねることで、均一な仕上がりが期待できます。 隠蔽性の低い色の場合は3~4度塗りをすることも計画しておくと良いでしょう。
適切な道具を使う
塗装には、ローラーや刷毛などの道具がありますが、広い面積にはローラー、小さな部分には刷毛を使い分けるときれいに仕上がります。 また、ローラーを使う場合は、塗料が均一に行き渡るように、一定方向に塗ることがコツです。
団地のコンクリート壁を黒板塗料で塗装
まとめ|色の特性を理解して失敗しにくい黒板塗装を!
黒板塗料の色には、それぞれ特性があり、 初心者でも扱いやすい色と、ムラになりやすく難易度が高い色があります。 隠蔽性が高い色は、初心者におすすめです。 一方で、隠蔽性が低く、ムラが出やすい色は、下地処理や塗り重ねの技術が求められます。 自分のスキルや目的に合わせて、最適な色を選び、 しっかりと下地処理を行うことで、失敗しにくくなります。 黒板塗料の選び方と塗装テクニックを押さえて楽しいDIYプロジェクトを成功させましょう!

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