室内の壁をおしゃれに変えられる黒板塗料。チョークボードペイントとも言いますが、この塗料は単なるペンキとは違い、塗った表面が乾くとチョークで描き消しできる黒板になる塗料なのです。
「ペンキ塗りはした事がない」、「普通の塗料と塗装方法が違うのでは?」また「塗装方法が難しそう」「DIY初心者でもできる?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
黒板塗料の塗装は、正しい手順を守れば特別な技術は必要ありません。
この記事では、黒板塗料の塗装方法を4ステップでわかりやすく解説します。
子ども部屋やリビングで安心して使うためのポイントもあわせて紹介します。黒板作成とペンキ塗りのプロジェクトが楽しく成功するように応援しています。
目次
黒板塗料の塗装方法は4ステップで完成する
黒板塗料の塗装は、手順さえ守ればDIY初心者でも難しくありません。特別な技術がなくても、ポイントを押さえればきれいに仕上がります。とくに重要なのは「下地処理」「塗り方」「乾燥時間」です。
この3つを意識するだけで、失敗のリスクは大きく下がります。
ここからは、黒板塗料の塗装方法を4つのステップに分けて解説します。
黒板塗料を塗る前に知っておきたい基本ポイント

黒板塗料が塗れる場所・塗れない場所
黒板塗料は、基本は塗料が塗れるところにはどこでも塗れます。平らな壁はもちろん、丸い壁、柱、家具など、またビニールクロスや木部、合板などにも使用できます。塗料は液体なのでフレキシブルな使い方ができますただし、塗って乾いた後にはチョークで書き消しが前提なため、凹凸が大きい壁クロスでも模様などが出ている場合、書き味が変わってきます。汚れが強い面でも仕上がりに差が出ます。簡単に言えば硬い平らな場所が一番黒板に向いています。
DIY初心者が失敗しやすいポイント
DIY初心者でもペンキ塗りはあまり難しくありません。比較的簡単に取り組めるDIYだと思います。ここでは失敗しやすいポイントをあえて書き出してみました。・下地処理を省く
・一度に厚塗りする
・乾燥前に触ってしまう
このような点に注意すると上手な塗装ができるでしょう。どれも少し意識するだけで防げます。
STEP1:黒板塗料の塗装前準備と下地処理

どんなに良い塗料を使っても、下地処理が不十分だとムラや剥がれの原因になります。 まずは「塗る前にやるべきこと」をしっかり押さえましょう。
必要な道具とあると便利なもの
黒板塗料の塗装には、最低限の道具をそろえることが失敗を防ぐ第一歩です。基本的に必要な道具は、ローラー・刷毛・養生テープ・マスカーです。
広い面はローラー、細かい部分や端は刷毛を使うと仕上がりがきれいになります。
また、ローラー用のトレイがあると作業がスムーズです。
DIY初心者の方でも、特別な道具をそろえる必要はありません。
床や家具を汚さないために、新聞紙やビニールシートを用意しておくと安心です。 事前準備を整えることで、作業中のストレスを大きく減らせます。

養生と下地作り&プライマー塗装
養生とは、塗らない部分をテープやシートで保護する作業です。床や家具を汚さないために、新聞紙やビニールシートで覆う作業です。この工程を省くと、塗料がはみ出したり、床に塗料がついたりして後できれいにするのが大変です。壁と床の境目や、窓枠・スイッチ周りは特に丁寧に養生しましょう。
テープはしっかり押さえ、隙間ができないように貼るのがコツです。養生は地味な作業ですが、完成後の満足度に直結します。「ここまでやる必要ある?」と思うくらいが、ちょうど良い準備です。私も経験があるのですが塗料が少しこぼれてしまい、それを踏んだ足で他の床を歩きペンキをつけてしまう、、、そのようなことを防ぐために作業するエリアは全て覆っておくと良いでしょう。
また、濡れた雑巾を用意しておけば水性塗料ならすぐ拭き取ることもできるのでおすすめです。
下地作りでは、まず壁をきれいにしましょう。すでに塗装された壁に汚れがある場合は汚れをきれいにしましょう。ツルッとした表面に塗装をしたい場合(例えばテーブルや本棚)にはやすりがけをして密着良くなるように目荒らしをすると良いでしょう。
塗布面がきれいになったら下地用の塗料を塗りましょう。プライマーや下地塗料等ですが、塗ることによって上塗りする塗料の色がきれいに出たり、仕上がりがきれいになるためのものです。
STEP2:黒板塗料を塗る
下地処理と養生が終わったら、いよいよ黒板塗料を塗っていきます。この1回目の塗装は、仕上がりの土台を作る大切な工程です。焦らず、基本の塗り方を守ることが成功のポイントになります。ローラーと刷毛を使い分けて塗装
黒板塗料は、場所に合わせて道具を使い分けることで仕上がりが安定します。広い壁面にはローラーを使うのが基本です。ローラーを使うことで、塗料を均一に広げやすくなります。一方で、壁の端や角、細かい部分には刷毛が向いています。無理にローラーだけで塗ろうとすると、塗り残しやムラが出やすくなります。最初に刷毛で端を塗り、そのあとローラーで全体を仕上げると、きれいにまとまります。
この順番を意識するだけでも、DIY感が出にくくなります。
ムラを防ぐ基本の塗り方

ローラーに塗料をつけすぎると、垂れやムラの原因になります。
トレイで余分な塗料を落としてから、壁に当てるようにしましょう。
塗る方向は、できるだけ一定にそろえます。
縦・横を行き来しすぎると、乾燥後にローラー跡が目立つことがあります。
また、塗っている途中で何度も同じ場所を触らないことも重要です。
乾き始めた部分を触ると、表面が荒れてしまいます。
1回目で完璧を目指さないことが成功のコツ
「色が薄い」「下地が少し見える」「ムラがある」と感じても、慌てなくて大丈夫です。これは多くの方が不安になるポイントですが、2回目の塗装でしっかり整います。
1回目はあくまで下塗りと考え、全体を均一に塗ることを優先しましょう。
無理に塗り重ねると、かえって仕上がりが悪くなることがあります。
落ち着いて作業を進めることが、黒板塗料をきれいに仕上げる近道です。
STEP3:乾燥時間と2回目塗装のポイント
黒板塗料の仕上がりを左右するのが、乾燥時間と2回目の塗装です。この工程を急いでしまうと、ムラや剥がれの原因になります。
きれいで長持ちする黒板にするために、乾燥と重ね塗りの基本を押さえましょう。
黒板塗料の乾燥時間の目安
タッチドライ、触って乾いた感じのする表面乾燥の目安は数時間程度です。指で軽く触ってもベタつかない状態が、次の工程へ進む目安になります。
ただし、完全に乾燥するにはには半日から1日ほどかかることが一般的です。また、メーカーや塗料によっても乾燥時間は変わりますので仕様書を確認してると良いです。気温が低い日や湿度が高い日は、乾燥に時間がかかる場合もあります。
焦って次の塗装をすると、表面が荒れたり、ローラー跡が残りやすくなります。
時間に余裕をもって作業することが大切です。急いでいる場合に多少早く乾燥させる方法もありますので参考にしてみてください。
| 状態 | 目安時間 |
|---|---|
| 指で触ってもベタつかない(表面乾燥) | 約2〜4時間 |
| 2回目塗装ができるまで | 約4〜6時間 |
| 完全乾燥 | 約12〜24時間 |
| チョークが使えるまで | 約24時間以上 |
STEP4:仕上げと黒板として使う前の注意点
黒板塗料の塗装が終わったら、すぐに使いたくなるかもしれません。 しかし、仕上げのひと手間と使い始めの注意点を守ることで、 黒板としての書き心地や耐久性が大きく変わります。 ここでは、完成後に必ず確認しておきたいポイントを紹介します。チョークを使う前に必ず行いたい下準備
黒板塗料は、塗装後すぐにチョークを書くと、跡が残りやすくなります。完全に乾燥したら、まず白いチョークを黒板全体に軽くこすりつけます。
そのあと、乾いた布や黒板消しでやさしく拭き取ってください。この作業を行うことで、表面にチョークの粉がなじみ、文字が消えやすく、書き直しもしやすくなります。
ひと手間ではありますが、この下準備が黒板の使い心地を大きく左右します。

黒板塗料を長持ちさせるための使い方
黒板塗料は、やさしく使うことで長くきれいな状態を保てます。強くこすりすぎると、表面が削れてしまうことがあります。消すときは、黒板消しや柔らかい布を使い、力を入れすぎないようにしましょう。チョークでたくさん書いていると段々と白っぽくなってくる経験はありますか?そのような状態になった場合には固く絞った濡れ布巾で拭くと良いでしょう。
黒板塗料で作った黒板のメリットは、塗り直しができることです。汚くなったり、色を変えたくなったらぜひ塗り直しを検討してみてください。簡単にリフレッシュできますよ。
子どもが使う場合に気をつけたいポイント
ペンキ塗りは比較的簡単なDIYなので子供と一緒にする場合も多いです。塗料の種類によっては有害物質VOCの含まれる塗料もありますが、反対にニオイもなく有害物資tも入っていないVOCフリーの塗料もあります。子供と一緒にDIYされる場合にはそのような安全性の高い黒板塗料を使用することをお勧めします。黒板塗料の塗装でよくある質問(FAQ)
Q1. 黒板塗料はDIY初心者でもきれいに塗れますか?
はい、手順を守ればDIY初心者でもきれいに塗れます。 黒板塗料の塗装は、特別な技術よりも「下地処理・乾燥時間・重ね塗り」が重要です。 1回目で完璧を目指さず、2回塗りを前提に作業することで失敗しにくくなります。 この記事で紹介している4ステップを順番に行えば、初めてでも安心です。Q2. 黒板塗料は何度塗りが必要ですか?
基本的には2回塗りがおすすめです。 1回塗りでも塗装はできますが、色ムラや下地が透けることがあります。 2回塗ることで、発色が安定し、黒板としての書き心地も良くなります。 耐久性を考えても、2回塗りがバランスの良い仕上がりになります。Q3. 黒板塗料の乾燥時間はどのくらいですか?
表面乾燥は約2〜4時間、完全乾燥は12〜24時間が目安です。 ただし、気温や湿度によって乾燥時間は前後します。 湿度が高い日や寒い時期は、通常より長めに乾燥時間を取ると安心です。 チョークを使うのは、完全乾燥後がおすすめです。Q4. 塗装後すぐにチョークを書いても大丈夫ですか?
いいえ、完全に乾燥するまでは使わないでください。 乾燥が不十分な状態で書くと、チョークの跡が残りやすくなります。 完全乾燥後に、白いチョークで全体をならしてから使うと、消えやすくなります。 この下準備を行うことで、黒板としての使い心地が大きく向上します。Q5. 黒板塗料はどんな壁にも塗れますか?
多くの壁に塗れますが、下地の状態によって注意が必要です。 ビニールクロスや木部などは比較的塗りやすい素材です。 一方、ツルツルした壁や汚れが強い面は、下地処理を行うことで密着性が高まります。 事前に壁の状態を確認することが大切です。Q6. 子ども部屋に黒板塗料を使っても安全ですか?
水性で低VOCの黒板塗料を選べば、子ども部屋でも安心して使えます。 においが少なく、乾燥後に有害物質が出にくい塗料がおすすめです。 塗装中と乾燥中は、換気をしっかり行いましょう。 完全乾燥後であれば、安心して使用できます。Q7. 黒板塗料がムラになってしまった場合はどうすればいいですか?
多くの場合、2回目の塗装でムラは目立たなくなります。 1回目でムラが出ても、無理に塗り重ねず乾燥させましょう。 乾燥後に、薄く均一に2回目を塗ることで、仕上がりが整います。 厚塗りは逆効果になるため注意が必要です。まとめ|黒板塗料の塗装方法は4ステップで失敗しにくくなる
黒板塗料の塗装は、正しい手順を守ればDIY初心者でもきれいに仕上げることができます。ポイントは、塗る前の準備・丁寧な塗装・十分な乾燥・仕上げのひと手間です。
STEP1では、下地処理と養生の大切さを確認しました。
この工程を丁寧に行うことで、ムラや剥がれを防ぎやすくなります。
STEP2では、1回目の塗装は薄く均一に塗り、完璧を目指さないことが重要でした。
焦らず作業することで、2回目塗装がきれいに仕上がります。
STEP3では、乾燥時間と2回目塗装のタイミングが仕上がりを左右することを紹介しました。
見た目だけで判断せず、時間に余裕を持つことが失敗を防ぐコツです。
STEP4では、黒板として使う前の下準備や、安全に長く使うための注意点を解説しました。
このひと手間で、書き心地と耐久性が大きく変わります。
黒板塗料は、子ども部屋やリビング、店舗など、さまざまな場所で活用できる塗料です。 安全性に配慮した製品を選び、正しい塗装方法で、安心して黒板DIYを楽しんでください。
