シックハウスに苦しんだからこそ、生まれたペイント
エコスオーガニックペイント開発ストーリー
「安らげるはずの家で、なぜ体調を崩すのか?」 これは、1970年代にふたりのイギリス人化学者自身が体験した疑問でした。 彼らは慢性的な頭痛や倦怠感、呼吸の違和感に悩まされるようになり、その原因が室内の空気中に含まれるVOCをはじめする化学物質であると気づいたのです。
市販の「安全」は、安心できなかった
本当に安心して使えるものが見つからなかった。 「ならば、自分たちで作ろう」 それは、”自分たちが安心して塗装できるものをつくる”というシンプルで切実な目的でした。天然素材、合成物に関わらず「無害」に拘って開発された塗料です。
6年の歳月と、妥協なき開発
安全性はもちろん、発色・耐久性・施工性にも一切の妥協をしない。 揮発性有機化合物は完全にゼロ。 赤ちゃんのそばで塗っても、動物と暮らしていても、ストレスを感じない。 耐候テストはアメリカのアリゾナ州の強い太陽の元で2年をかけて行いました。 そうした塗料の開発には、6年という時間がかかりました。
「空気」を変えれば、身体が変わる
1日に体内に取り入れる空気量は約20Kg! 食べ物は約2Kgです。食べ物に気遣う人は多いですが、空気のクオリティはもっと気にするべきかもしれません。 過ごす時間の多いリビングや寝室から見直しませんか?
シックハウス症候群とは?
シックハウス症候群とは、住宅や建物内に存在する化学物質やカビ、換気不足などが原因となって、居住者にさまざまな健康被害を引き起こす症状の総称です。
新築やリフォーム後の住宅では、内装材や接着剤、塗料、家具などからホルムアルデヒドをはじめとるする揮発性有機化合物(VOC)が多く放出されることがあります。これらが室内空気中に充満し、長時間吸い続けることで、さまざまな体調不良を引き起こします。
室内環境が原因となるので、家を出て離れると体調が回復します。
家だけでなく、学校やオフィス、ビルなどさまざまな建物でも起こります。

もしかしたら私の不調、シックハウス?
シックハウス対策のために
国土交通省や自治体などがシックハウスに関する情報を出しています。岡山県のものを紹介します。これは新築やリフォームの前に活用してください
シックハウス症候群を防ぐための自己点検チェックリスト(1)
シックハウス症候群を防ぐための自己点検チェックリスト(2)
シックハウスの症状チェックリスト
シックハウス診断士協会にある、シックハウス症候群の症状例は以下のものです。 症状は人により多岐にわたるので、他の体調不良が起こる場合もあります。 「家(建物内)で症状が強く出る」場合はシックハウスの疑いが強くなります。✔️ 目の痛み・かゆみ・涙が止まらない。充血・目がチカチカする
✔️ 鼻水・鼻詰まり・鼻血・においに敏感になる
✔️ せき・くしゃみ・喘息・喉の痛み
✔️ 吐き気・食欲不振
✔️ 蕁麻疹・湿疹・肌荒れ・乾燥肌・かゆみ
✔️ 頭が痛い・ぼーっとする・偏頭痛・興奮・めまい・眠気・集中力・記憶力の低下
✔️ 耳鳴り・平衡感覚の異常
✔️ 口が乾く・味がわからない
✔️ 不整脈・心臓がドキドキする
✔️ 下痢・便秘
✔️ 足先の痺れ・こむら返り
建築基準法のシックハウス対策とは?
2003年、建築基準法が改正され、日本でもシックハウス症候群への対策が法的に義務化されました。これは、室内で発生する有害な化学物質が、健康に悪影響を与えることが明らかになったことを受けた重要な制度です。
対策の3つの柱
1) ホルムアルデヒドの使用制限
ホルムアルデヒドを含む建材(合板・接着剤など)は、使用量を制限するように定められています。
建材には「F☆☆☆☆(フォースター)」など等級表示があり、星の数が多いほど放散量が少なく、安全性が高いとされています。住宅ではこの「F☆☆☆☆」製品であれば使用面積の制限なく使えます。
2) 換気設備の設置義務
24時間換気システムを必ず設置することが義務化されています。
居室では1時間で0.5回の換気が必要なので2時間で全ての空気が入れ替わります。
これは、化学物質が室内にこもるのを防ぎ、常に新鮮な空気を取り込むための措置です。
3)クロルピリホスの全面禁止
シロアリ駆除などに使われていた「クロルピリホス」は、使用が全面禁止となっています。
まとめ
現在の日本の住宅では、建材の選定や換気設備の整備を通じて、シックハウスのリスクを大幅に軽減できるようになっています。
しかし、既存住宅やDIY、家具などには、法の適用外となる部分も多く残されています。
そのため、住まいに使う素材や塗料を自分で選ぶときにも、“化学物質の少ないもの”を意識することが、安心な暮らしへの第一歩です。

エコスはこんな方におすすめ!
- シックハウス症候群の症状に悩んでいる方 (頭痛・めまい・喉の違和感・肌荒れなどが、家にいると悪化する方)
- 化学物質過敏症(CS)の方や、そのご家族 (VOCが完全にゼロでシックハウス対策より厳しい安全性)
- 小さなお子さんや赤ちゃんがいる家庭
- アレルギー体質の方や呼吸器に不安のある方
- 新築やリフォーム後の空気のニオイが気になる方
- 成分にこだわりたい!安全性を確認してから使いたい方
- 屋外でも使用できる
- 家族やペットの健康を考えて、空気環境まで整えたい方
リフォーム・新築時の注意点
- 素材の選択:建材・家具・電化製品等は低VOCやゼロVOCを選ぶ。一度に新しいものに変えず、様子を見ながら行う。
- 施工業者の選択:シックハウス対策に理解のある業者を選ぶ
- 入居前対策:工事後は換気システムを稼働させておいたり、窓を開けるなどして入居までの間も換気をしておく。
- 確認:入居前に居室でしばらく過ごしてみる。臭いや体調の変化を確認する。
- 換気システムを確認:換気口が塞がれていないか、遮られていないかなど正常な換気がされているか確認する。
当店のスタッフはシックハウス診断士・化学物質過敏症サポーターの資格を取得しています。気になることがあればどうぞご相談ください。