長年使って色あせたテーブルやタンスなどの家具。気に入って使っている家具を見て、「そろそろ買い替えかな」と考えていますか?実は、ペンキ リメイクを使えば、その家具を新品同様におしゃれに変身させることができます。自分の手で好きな色に塗り替えることで、愛着もひとしお。ペンキは壁だけでなく建具や家具など雰囲気をリフレッシュすることが可能。 この記事では、ペンキ リメイクの魅力や具体的な方法をわかりやすく解説します。これを読めば、あなたもすぐにペンキ リメイクに挑戦できるようになります。一緒に家具を生まれ変わらせて、新しい生活を始めてみませんか?
目次
ペンキでテーブルやタンスをリメイクする魅力
リメイクの楽しさ



ペンキを使ったリメイクは、DIY初心者でも挑戦しやすい作業です。 必要な道具や材料も手に入りやすく、手順もシンプル。 例えば、テーブルの天板を塗り替える場合、表面を軽くサンディング(紙やすり)し、ペンキを塗るだけで完成します。古いキャビネットなら引き出しを全部だし、取っ手を外し、サンディングしてからペンキを塗ります。 初めてのDIYとして、ペンキリメイクは最適なプロジェクトです。
リメイクに適したペンキの選び方
水性と油性の違い

まず、ペンキには大きく分けて水性と油性の2種類があります。 水性ペンキは、においが少なく乾燥が早いため、室内での作業に適しています。油性ペンキは耐久性が高い場合もあり屋外での塗装に使われることが多いです。光沢のある仕上がりが特徴です。 通常のペンキにはVOC(揮発性有機化合物Volatile Organic Compounds)が含まれていますが、特に油性タイプの塗料には多くのVOCが含まれていてそれが匂いのもとやアレルギーの元になります。シンナーの匂いがするのは油性ペンキでそれが苦手な人も多いでしょう。 リメイクする家具などは大抵屋内にて作業、そして室内で使うものが多いと思いますから、できるだけ水性タイプでVOCが含まれていないタイプを使うとより安心です。 以前の経験談ですが、家族が油性のニスで家具のリメイクをしましたがずっと匂いがとれず窓を何日間もずっと開けておく必要があり大変でした。
人気の塗料のタイプ

水性ペンキに決めたら、他にもペンキの種類がありますのでご紹介。 リメイクに人気の塗料として、ミルクペイントやチョークペイントがあります。 ミルクペイントは、牛乳由来の成分を含み、マットな質感とやわらかな色合いが特徴です。チョークペイントは、チョークのざらっとしたマットな表面に仕上がります。下地処理が不要で、手軽に塗装できるため、初心者にもおすすめです。 また、チョークボードペイント(黒板塗料)があり、これは塗ったところがチョークでかける黒板になるため大変人気です。 この他にも塗ったところに磁石がつくようになるマグネットペイントと言うのもあります。本棚のリメイクで側面などが磁石でつくようになっても便利そうですね。 これらの塗料を使うことで、アンティーク風やシャビーシックな仕上がりが楽しめます。
色選びのコツ

色選びは、リメイクの仕上がりを左右する重要なポイントです。ペンキの色は何千とありますから、好きな色一色で塗っても、または色々な色で塗ってカラフルに仕上げるのも楽しそうです。 色見本を参考にしながら、自分の好みや部屋のスタイルに合った色を選びましょう。 下の写真はおさがりの古い箪笥の引き出しそれぞれを違う色の黒板塗料で塗ったものです。子供が使うのにどこに何が入っているか書いてみました。

必要な道具と材料の準備
基本道具一覧

準備アイテム
ペンキ:リメイクする家具に適した種類と色を選びます。
刷毛やローラー:塗装面積や仕上がりに応じて使い分けます。
サンドペーパー:表面を滑らかにし、ペンキの密着性を高めます。
マスキングテープ:塗りたくない部分を保護します。
養生シート:作業場所を汚さないように敷きます。
これらの道具は、ホームセンターやオンラインショップで手軽に入手できます。 作業をスムーズに進めるために、以下のアイテムも用意すると良いでしょう。
ペイントトレイ:ペンキを適量出して使うための容器です。
使い捨て手袋:手を汚さずに作業できます。
保護メガネ:目をペンキや粉塵から守ります。
作業用エプロン:衣服の汚れを防ぎます。
これらのアイテムを活用することで、作業効率が上がり、仕上がりも良くなります。
リメイク前の下準備:表面の清掃とサンディング
表面を綺麗にする

ペンキリメイクを始める前に、家具の表面をしっかりと清掃することが重要です。 汚れやホコリが残っていると、ペンキの密着が悪くなり、仕上がりに影響を与えます。 まず、柔らかい布で表面のホコリや汚れを拭き取ります。 その後、中性洗剤を薄めた水で布を湿らせ、油汚れや手垢を丁寧に拭き取ります。 清掃を徹底することで、ペンキの発色や耐久性が向上します。 清掃後は、表面をしっかりと乾燥させてから次の工程に進みましょう。
サンディングのやり方

<サンディングは、ペンキの密着性を高めるために欠かせない作業です。 まず、粗めのサンドペーパー(#80~#120)で表面を軽く削り、古い塗装や凹凸を取り除きます。 その後、細かめのサンドペーパー(#180~#240)で表面を滑らかに整えます。 サンディングを丁寧に行うことで、ペンキが均一に塗布され、美しい仕上がりになります。 サンディング後は、削りカスやホコリをしっかりと拭き取り、清潔な状態にしておきましょう。/p>
下地材が必要な場合

家具の素材や状態によっては、下地材(プライマー)の使用が必要です。 特に、ツルツルした表面や吸水性の高い素材の場合、プライマーを塗布することでペンキの密着性が向上します。 プライマーは、ペンキの種類や家具の素材に合わせて選びましょう。 下地材を適切に使用することで、ペンキの剥がれやムラを防ぎ、長持ちする仕上がりが期待できます。プライマーを塗布した後は、完全に乾燥させてからペンキを塗り始めてください。
ペンキの塗り方:基本手順とコツ
塗装前の準備

ペンキを塗る前に、作業環境を整えることが大切です。 まず、作業場所の床や周囲を養生シートや新聞紙で覆い、ペンキの飛び散りを防ぎます。 次に、塗りたくない部分や金具にはマスキングテープを貼って保護します。 適切な準備を行うことで、作業中のトラブルを防ぎ、仕上がりを美しく保てます。 また、ペンキ缶をよく振って中身を均一にし、必要な量をペイントトレイに移しておきましょう。

ペンキを塗ろう

ペンキを均一に塗るためには、以下のポイントに注意しましょう。 まず、刷毛やローラーにペンキを適量つけ、余分なペンキはトレイの縁で軽く落とします。 次に、一定の方向(例えば、上から下)に向かって塗り進めます。 一度に厚く塗ろうとせず、薄く均一に塗ることで、ムラを防ぎ、美しい仕上がりになります。ムラになっていたり、透けやすい塗料の場合、必要に応じて2度塗りするといいでしょう。 広い面積を塗る場合は、ローラーを使うと効率的です。 反対に小さめの家具にペンキを塗るときは刷毛でいいでしょう。

まとめ
古くなったテーブルやタンスも、ペンキ リメイクを活用することで、おしゃれで新しい家具へと生まれ変わります。自分の好きな色やデザインを取り入れることで、愛着も増し、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。さらに、リメイクは環境にもやさしく、買い替えよりも経済的です。 この記事でご紹介した準備や塗装の手順を実践すれば、DIY初心者でも簡単に挑戦できるでしょう。道具の選び方やペンキの塗り方、仕上げのコツを押さえれば、失敗を防ぎ、美しい仕上がりを実現できます。また、リメイク後の家具を長持ちさせるためのメンテナンスも重要です。 さあ、あなたも今日からペンキ リメイクに挑戦してみませんか?愛着のある家具を自分の手でリフレッシュし、新しい空間づくりを楽しみましょう!